「1週間あんしん献立だより」春のおすすめ献立
公開日: 2025年3月19日
春は年度末や年度初め、新生活など何かと忙しい季節。
同時に、寒暖差や花粉症などによる症状に悩まされる時期でもありますよね。
今回はそんな時におすすめしたい「発酵食品で腸の調子を整える!忙しい毎日の2品献立」をご用意しました。
発酵食品は、日々少しずつ摂り入れることで、体の免疫システムを維持する働きが期待できます。
味噌、ヨーグルト、チーズ、キムチ、酢、塩麹といった善玉菌が含まれる発酵食品と、そのエサになる食物繊維やオリゴ糖を含む食材を毎日取り入れた、腸内環境の改善が期待できる献立をご紹介します。
ここでは、特におすすめしたい2つの献立をご紹介します。糖尿病をお持ちでない方にも楽しんでいただける内容なので毎日の献立に悩んだ時にも、ぜひ参考にしてみてください。
今月のピックアップ献立
月曜日:煮てる間に副菜楽らく、春野菜を味わう献立
主菜のヨーグルトポトフはヨーグルト、コンソメ、こしょうと味付けはシンプルながらもやわらかな酸味が味わい深い一品。
副菜には素材1つ、包丁要らずで作れるにんじんのサラダを合わせました。
ヨーグルトにはビフィズス菌が含まれます。食物繊維と一緒に摂ることで効率的に摂取できるため、たっぷりの野菜が入ったポトフに混ぜました。
ヨーグルトは加熱により凝固しやすいので、火を止めてからスープに混ぜるのがポイントです。
レシピはこちらから▼
⭐️鶏肉と春野菜のヨーグルトポトフ
⭐️ひらひらにんじんのマスタードサラダ
⭐️ご飯(150g)
金曜日:揚げずにお手軽 油淋鶏が主役の献立
揚げずに作る油淋鶏が主役の献立です。発酵食品の酢を使った香味ダレは、さっぱりとした味わいで箸が進みます。副菜にはブロッコリーのサラダを。辛味が特徴の発酵食品「豆板醤」とマヨネーズを混ぜて少ない塩分でも満足な味わいに仕上げます。
脂質が高くなりがちな油淋鶏も鶏もも肉ではなく鶏むね肉を使い、「揚げる」から「焼く」という調理法に変えること脂質をカット。
おいしさはそのまま、より手軽でヘルシーに作れるようにアレンジしました。
レシピはこちらから▼
⭐️鶏むね肉の焼き油淋鶏
⭐️ブロッコリーのピリ辛中華サラダ
⭐️ご飯(150g)
いかがでしたか?
発酵食品をうまく取り入れることで、腸の調子を整えながら、おいしく健康的な食事を楽しめます。 今回ご紹介した献立は、栄養バランスが良いだけでなく、料理が苦手な方や忙しい方でも手軽に作れるように想いを込めて作りました。ぜひ毎日の食事づくりに、役立てていただけたら嬉しいです。
おいしい健康の「1週間あんしん献立」では、筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病をお持ちの方向けに1週間分の夕食を提案しています。 1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせており、糖尿病をお持ちでない方にも役立つ、時短や季節の食材を活かした献立ですので、ぜひみなさまにご活用いただければ嬉しいです。
1週間で食材を上手に使い回すことを想定した、週2回の買い物リストもございますので、こちらも合わせてお使いくださいませ。
春の1週間献立「発酵食品で腸の調子を整える!忙しい毎日の2品献立」
土曜日 並べて蒸すだけ 鮭が主役の献立
日曜日 電子レンジで作れる 重ね蒸しが主役の献立
月曜日 煮てる間に副菜楽らく、春野菜を味わう献立
火曜日 なめこでとろみづけ不要 お手軽中華献立
水曜日 並べて蒸し煮にするだけ 塩麹煮が主役献立
木曜日 フライパン1つで作るパスタがメインの献立
金曜日 揚げずにお手軽 油淋鶏が主役の献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。