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野菜のカリウムってどう減らす? ー動画で見る、おいしい健康。ー
公開日: 2025年7月31日

腎臓病でカリウムを控えないといけないのですが、カリウムが多い野菜は避けた方がいいのでしょうか?
そんな声をいただく事があります。
こんにちは。おいしい健康 管理栄養士のっちです。
カリウムは体にとって必要な栄養素の1つですが、腎臓病のある方は体の外にカリウムを排泄する力が弱くなるため、体内にたまりやすくなります。
血液中のカリウム濃度が高くなると、不整脈など心臓に影響が出ることも。
そのため、カリウムの摂取量には注意が必要です。
特に生の野菜にはカリウムがたくさん含まれているので、食べすぎないようにする必要があります。
ですが、ちょっとした調理のくふうでカリウムを減らしながら、おいしく安心して野菜を食べることもできます。
この記事では、「茹でこぼし」という方法を動画で紹介します。
カリウムを減らすくふう
茹でこぼす(下茹で)
切った野菜をお湯で茹で、茹で汁は捨てます。
・葉物は3〜5分
・根菜は10〜15分が目安
汁物を作るときも、最初に茹でてから新しい水で調理すると安心です。
📌 管理栄養士からのワンポイント
野菜やいも類は、水にさらしたり茹でこぼすことで10〜40%程度カリウムを減らせます。
ただし、栗・枝豆・とうもろこし・かぼちゃなどは減りにくいので、細かく切るなどのくふうが大切です。
(参考:日本腎臓学会『慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版』)
野菜やいも類は、水にさらしたり茹でこぼすことで10〜40%程度カリウムを減らせます。
ただし、栗・枝豆・とうもろこし・かぼちゃなどは減りにくいので、細かく切るなどのくふうが大切です。
(参考:日本腎臓学会『慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版』)
毎日の食事で、少しのくふうを取り入れるだけで、野菜をもっと安心して楽しめます。
※カリウム制限が必要かどうかは、人によって異なります。必ず主治医の先生や管理栄養士の指示に従って調整してください。
▶︎今回紹介したレシピ