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疲れやすいのは“フレイル”かも。食事で始める予防習慣 – 動画で見る、おいしい健康 –

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最近、前より疲れやすい気がする。体重が落ちてきたけれど、年齢のせいかな…?

そんなちょっとした変化を感じている方はいませんか?
それ、“フレイル”の始まりかもしれません。

こんにちは。おいしい健康 管理栄養士のっちです。

フレイルとは、健康と要介護の“あいだ”の状態のこと。
筋力の低下や、食欲の落ち込み、活動量の減少などが少しずつ重なり、 将来的な介護のリスクを高めるとされています。※1

実際、日本人の平均寿命は男性約81歳、女性約87歳。
でも「健康寿命(=自立して暮らせる期間)」は、男性約72歳、女性約75歳。
なんと8〜11年ほどの差があります。※2

ですがご安心ください。
フレイルは予防できるもの。毎日の小さな習慣がカギになります。

大切なのは「栄養バランスのとれた食事」。
主食・主菜・副菜をそろえた普通の食事を続けることが、フレイル予防の第一歩です。

とはいえ、毎日きっちり作るのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、包丁いらず・20分で完成するお手軽献立。

今回ご紹介するのは…

さば缶のキムチあえ丼
ブロッコリーとコーンの中華スープ 4401

丼はご飯(主食)とさば缶(主菜)が一度にとれるのがメリット。
たんぱく質や良質な脂質をしっかりとれるので、筋肉や体力の維持に役立ちます。
包丁もまな板も使わない分、調理の手間が少なく、料理に自信がない方や体調がすぐれない日にも取り入れやすいのもポイントです。
ここに、野菜たっぷりの具だくさんスープを合わせることで、献立全体のバランスが整います。
とはいえ、忙しいときに複数品を作るのは大変ですよね。
そんな時は冷凍野菜を活用するのもおすすめ。下ゆでやカット済みなので手間なく使えます。

「全部完璧に頑張る」必要はありません。
今日の食事でちょっと意識してみる、そこから始めてみませんか?

▼動画をみる
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▶︎今回紹介したレシピ

※1 厚生労働省「食べて元気にフレイル予防 もしかしてフレイル?」参照
※2 厚生労働省 「健康日本21(第二次)各目標項目の進捗状況について」参照

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士