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味が良いから「アジ」⁉ 良質な脂が含まれます

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味が良いからアジ!?

アジと言えば、一般的には「真あじ」を指し、古くから日本人と関わりのある魚だと言われています。縄文時代の貝塚からも、アジの骨が見つかっているそうです。大衆魚として広く食べられているアジですが、中でも岸の近くにいる瀬付きのアジは、身が大きく、脂の質も良いため、高級魚・ブランド魚としても扱われます。
今回はそんなアジについて、栄養の特徴からオススメのレシピまで詳しくご紹介します!

アジはカロリーの低い青背の魚!

アジは、他の青背の魚と同じく、DHAが多く含まれています。DHAは血液をサラサラにし、コレステロール値の上昇を抑えたり、中性脂肪を低下させる働きがあると言われています。また、サンマが100g当たり310kcalであるのに対して、アジは121kcalとカロリーが低く、青魚独特の脂の癖が少ないのが特徴です。
また、うま味を形成するアミノ酸が多く含まれるためうまみが強く、参ってしまうほどに美味しいことから「鯵」と書いて「アジ」と呼ぶようになったと言われています。

選び方のポイント

目が黒くて澄んでおり、えらが鮮紅色で太くて丸みがあるものが、新鮮で美味しいと言われています。切り身で買う場合は、全体的にハリがあって、皮に光沢があるものを選びましょう。

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調理のポイント

身の横に付いている「ぜいご」と呼ばれる固い部分は、調理する前に切り落としましょう。また、買ったらすぐに内蔵を取って、下処理をすることをおすすめします。こうすることで、内蔵独特の臭みが身に移るのを防ぐことが出来るのです。鮮度が良いものはお刺身として、また塩焼き、酢〆、ムニエル、マリネなど、洋風でも和風でも美味しく召し上がれます。

旬と保存の方法

1年中出回っているアジですが、夏の気温の上昇とともにうま味が増します。
油で揚げたり焼いたりしたものを、南蛮漬けやマリネにすると、冷蔵庫で1週間ほどは保存することが出来ます。また、3枚におろしてビニールやラップ、ジッパーなどを使って、冷凍庫で保存することも出来ます。

アジのおいしい健康レシピ3選

あじと薬味の梅肉あえ
新鮮な鯵が手に入ったらお刺身で!生で食べれば、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸も無駄なく摂取できます。
野菜たっぷり あじの南蛮漬け
鯵のEPAやDHAには、血液中の中性脂肪や悪玉のコレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
あじのカレー粉ムニエル
鯵に含まれるEPAやDHAには、血液中の中性脂肪や悪玉のコレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります♪

アジの栄養価

エネルギー
112 kcal
食塩相当量
0.3 g
たんぱく質
19.7 g
脂質
4.5 g
炭水化物
0.1 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.1 g
カリウム
360 mg
カルシウム
66 mg
マグネシウム
34 mg
リン
230 mg
0.6 mg
亜鉛
1.1 mg
ヨウ素
20 µg
ビタミンA
7 µg
ビタミンE
0.6 mg
ビタミンB1
0.13 mg
ビタミンB2
0.13 mg
ビタミンB6
0.30 mg
ビタミンB12
7.1 µg
葉酸
5 µg
ビタミンC
0 mg
ビタミンD
8.9 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
68 mg
エネルギー
112 kcal
食塩相当量
0.3 g
たんぱく質
19.7 g
脂質
4.5 g
炭水化物
0.1 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.1 g
カリウム
360 mg
カルシウム
66 mg
マグネシウム
34 mg
リン
230 mg
0.6 mg
亜鉛
1.1 mg
ヨウ素
20 µg
ビタミンA
7 µg
ビタミンE
0.6 mg
ビタミンB1
0.13 mg
ビタミンB2
0.13 mg
ビタミンB6
0.30 mg
ビタミンB12
7.1 µg
葉酸
5 µg
ビタミンC
0 mg
ビタミンD
8.9 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
68 mg
※可食部100gあたりの栄養価です

※2014年6月に配信した記事を一部再編集しています。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士