味が良いから「アジ」⁉ 良質な脂が含まれます
公開日: 2016年3月14日
味が良いからアジ!?
アジと言えば、一般的には「真あじ」を指し、古くから日本人と関わりのある魚だと言われています。縄文時代の貝塚からも、アジの骨が見つかっているそうです。大衆魚として広く食べられているアジですが、中でも岸の近くにいる瀬付きのアジは、身が大きく、脂の質も良いため、高級魚・ブランド魚としても扱われます。
今回はそんなアジについて、栄養の特徴からオススメのレシピまで詳しくご紹介します!
アジはカロリーの低い青背の魚!
アジは、他の青背の魚と同じく、DHAが多く含まれています。DHAは血液をサラサラにし、コレステロール値の上昇を抑えたり、中性脂肪を低下させる働きがあると言われています。また、サンマが100g当たり310kcalであるのに対して、アジは121kcalとカロリーが低く、青魚独特の脂の癖が少ないのが特徴です。
また、うま味を形成するアミノ酸が多く含まれるためうまみが強く、参ってしまうほどに美味しいことから「鯵」と書いて「アジ」と呼ぶようになったと言われています。
選び方のポイント
目が黒くて澄んでおり、えらが鮮紅色で太くて丸みがあるものが、新鮮で美味しいと言われています。切り身で買う場合は、全体的にハリがあって、皮に光沢があるものを選びましょう。
調理のポイント
身の横に付いている「ぜいご」と呼ばれる固い部分は、調理する前に切り落としましょう。また、買ったらすぐに内蔵を取って、下処理をすることをおすすめします。こうすることで、内蔵独特の臭みが身に移るのを防ぐことが出来るのです。鮮度が良いものはお刺身として、また塩焼き、酢〆、ムニエル、マリネなど、洋風でも和風でも美味しく召し上がれます。
旬と保存の方法
1年中出回っているアジですが、夏の気温の上昇とともにうま味が増します。
油で揚げたり焼いたりしたものを、南蛮漬けやマリネにすると、冷蔵庫で1週間ほどは保存することが出来ます。また、3枚におろしてビニールやラップ、ジッパーなどを使って、冷凍庫で保存することも出来ます。
アジのおいしい健康レシピ3選
アジの栄養価
※2014年6月に配信した記事を一部再編集しています。