症状や気持ちの波、治療に関する不安…。
同じような悩みを抱える患者さんの声をヒントに、
あなたに合った治療の選び方を
見つけていきませんか?
発症〜治療の流れ
発症〜受診・診断
下痢や腹痛が続いていて、改善しない…。潰瘍性大腸炎の可能性もあるのかな。
潰瘍性大腸炎の主な症状として、血便や粘血便、しぶり腹、下痢、腹痛があります。
気になる症状があったら、消化器内科を受診しましょう。
病院での初回受診の際には、どのような症状を自覚しているのか、日常生活にどんな影響を与えているのかなど、自分の言葉で具体的に医師に伝えられるようにしましょう。
詳しく知りたい方へ
寛解を目指す治療
ステロイドを服用して体調は改善したけど、副作用などが心配…。このままの治療で大丈夫かなぁ。
体調が落ち着いていても、不安があれば遠慮せず相談してください。副作用が気になるようなら、迷わず主治医に相談しましょう。
潰瘍性大腸炎の治療は、症状の段階によって治療法が異なります。多くは薬で炎症を抑え、腹痛・下痢・血便などの症状を軽減させた状態(寛解)に導きます。
体調と気持ちにズレを感じたら、不安をそのままにせず主治医に相談しましょう。治療薬には選択肢があり、自分に合ったものを医師と一緒に探すことができます。
詳しく知りたい方へ
再燃して症状が続いていてつらい。今の治療で大丈夫かな…。
症状が再び出てきた場合は、治療の方針を見直すことがあります。その際は、どんな症状があるか詳しく教えてください。
症状が再び出てきたときは、治療を調整するタイミングです。症状や不安を具体的に伝えることが、改善につながります。
詳しく知りたい方へ
食事のこと
なにを食べたらよいのかわからない。症状が落ち着いているときも、食事に気をつけた方がいいのかな…。
病状が悪化している状態を『活動期』といって食事にも注意が必要ですが、『寛解期』では厳密な食事制限はありません。体調が優れないときは、消化器官に負担をかけないよう低脂肪、低刺激の食事がいいでしょう。
『活動期』の食事のポイント
- 消化しやすく、高エネルギー、高たんぱくの食事を心がける
- 脂質は控えめにする
- 食物繊維の多い食材(ごぼう、たけのこ、きのこ類、こんにゃく、海藻類、豆類など)は、とりすぎに注意する
- アルコール類、香辛料、カフェイン飲料、炭酸飲料は控えめにする
<参考> 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班(鈴木班)「潰瘍性大腸炎の皆さんへ知っておきたい治療に必要な基礎知識」第4版(2020年3月改訂)
詳しく知りたい方へ
寛解を維持する治療
診察時は調子がよくても、日常生活で変化があると症状が出ることも。仕事や趣味にもう少し集中できたらいいのに。
症状だけでなく、生活や気持ちのことも話してください。寛解維持のために大切な情報になります。
寛解は症状が落ち着いている状態です。再燃を防ぐためには、症状がなくても治療を続けることが大切です。あわせて生活の工夫も相談してみましょう。
詳しく知りたい方へ
監修:札幌医科大学医学部 消化器内科学講座 教授 仲瀬裕志先生