骨を丈夫に保つ食べ方のヒント
骨粗しょう症と食事
東京慈恵会医科大学 整形外科学講座主任教授 整形外科部長
斎藤 充 先生
更新日:2026年4月20日
骨の原料であるカルシウムは、吸収を助けるビタミンDと一緒にとることがポイント。骨粗しょう症の治療のためには1日あたり、カルシウムは700〜800mg、ビタミンDは15〜20μg摂取することが推奨されています。
必要なエネルギー量を確保しつつ、栄養バランスの良い食事が基本になります。特にたんぱく質は骨を構成する栄養素なので、肉や魚、大豆食品、卵などで毎食とれると良いでしょう。※たんぱく質制限がある方は主治医の指示に従ってください。
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骨づくりをサポートする栄養はいろいろあり、例えばビタミンKは血中カルシウムを骨に沈着させる働きを助け、ビタミンCは骨を構成するコラーゲンの合成に欠かせません。他にはビタミンB6、B12、葉酸、マグネシウムなどもありますが、バランスの良い食事によりこれらも補いやすくなります。
骨の健康を支える
栄養素と主な食品
【自炊編】
骨づくりをサポートする1週間献立
栄養バランスの良い食事を基本にしつつ、不足しがちなカルシウムとビタミンDを無理なくとれるのが理想的。ふりかけやみそ汁の具、副菜のトッピングなどでコツコツプラスする方法も◎。
▶︎ カルシウムを含む食品:
乳製品、納豆、豆腐、海藻類、青菜、骨ごと食べられる魚(さば缶、ししゃも)など
▶︎ ビタミンDを含む食品:
魚(鮭、さんま、いわし、ぶり、しらす干し)、きのこ類、卵など
特定の食材に偏らず、いろいろな食材を使う方が、骨に関わるビタミンやミネラルなど、他の栄養も一緒にとれておいしく楽しめます。
管理栄養士監修 骨粗しょう症の方におすすめの1週間献立
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【コンビニ編】
手軽な食品でカルシウムとビタミンDを補給
知っているとお得!骨の強化に役立つコンビニ食品
お弁当やお惣菜で骨にいい栄養をとるなら?
加工食品やインスタント食品に含まれるリンには注意
【外食編】
定食やセットが栄養バランス的にも◎
魚料理がおすすめ。副菜やトッピングを工夫してもOK
骨にうれしい単品メニューの選び方
外食時の塩分のとりすぎにも気をつけたい
参考:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版、厚生労働省 日本人の食事摂取基準2025年版、文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
