【管理栄養士監修】ストレスは万病のもと!おいしく食べてストレス解消
公開日:
2016年4月5日
最終更新日:
2022年10月11日
イライラして集中できない、気分が落ち込む...。そんな経験はありませんか? 適度なストレスは気力や達成感につながりますが、溜まりすぎると心身に不調をきたしてしまいます。
今回は、ストレスによる体調の変化と、食事でできる対策についてご紹介します。
ストレスによる体調変化
強いストレスを感じると、ホルモンの過剰分泌、自律神経のバランスの乱れなどが起こり、集中力の低下、不眠、自律神経失調症、抑うつなどの症状をきたすことがあります。また、血管や心臓にも負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞などの重大な病気につながることもあります。
ストレスは精神的なものだけでなく、体のゆがみ、睡眠不足、不規則な食生活などの身体的なものも含みます。普段ストレスを感じていない方でも、油断は禁物です。
ストレスケアには十分な栄養と休息を
ストレスに負けない体づくりには、栄養バランスの整った食事と適度な運動、十分な休息が必要です。特に、不規則な食生活はストレスに拍車をかけるため、1日3回、朝・昼・夕の食事をとるようにしましょう。
ストレス解消に役立つ栄養素
ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムは神経の興奮を鎮める作用があるといわれています。また、精神を安定させる働きがあるとされているのが「セロトニン」という神経伝達物質です。
必須アミノ酸であるトリプトファンはセロトニンをつくる材料となるため、ストレス解消にぜひとりたい栄養素。例えば牛乳はカルシウムの吸収率が高く、トリプトファンも豊富に含まれているため、ストレス緩和を期待できます。温めてホットミルクやスープなどにすると、気持ちを落ち着かせるのに効果的です。
ストレスで食欲がないときは、少量でもいろいろな食材を取り入れ、バランスのよい栄養がとれるように工夫しましょう。
欠食はストレスをさらに強める可能性があるため、1日3食をなるべく規則正しい時間帯に食べるのがおすすめ。定食のように栄養素のバランスのとりやすい食事を選びましょう。
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