疲労回復に役立つアスパラギン酸たっぷり!「アスパラガス」
公開日:
2016年4月8日
最終更新日:
2022年4月18日
アスパラガスはおいしさと鮮度が比例するため、鮮度が命です。旬の時期に新鮮なものを食べましょう。鮮やかな緑色が、料理に彩りを添えてくれます。お弁当の添え野菜にもおすすめです。今回はそんなアスパラガスについて、栄養や基本のゆで方、保存方法を詳しくご紹介します。
アスパラガスは葉っぱや枝が出る前の、成長段階の若芽を食用として楽しむ野菜です。収穫後も少しずつ成長を続け、若芽ならではのみずみずしさが失われやすいため、購入後は2〜3日を目安に食べきりましょう。
アスパラガスの栄養
グリーンアスパラガスは、緑黄色野菜です。粘膜を健やかに保ったり免疫力を高める働きが期待されるβカロテンやビタミンCがたっぷり含まれています。穂先には、抗酸化力のあるポリフェノールの一種「ルチン」が含まれていて、毛細血管を丈夫にするとされています。
また、新陳代謝を活発にし疲労回復に役立つアスパラギン酸も含まれています。アスパラギン酸は、名前の通りアスパラガスの細胞から見つかった栄養素です。
選び方のポイント
色が濃く鮮やかでまっすぐ伸び、ツヤがあり、切り口がみずみずしく硬くなっていないもの、そして、穂先がしっかりと閉まっているものを選びましょう。全体にハリがあるものが良品です。
調理のポイント
アスパラガスはその部位によって固さや食感が異なるため、火の通し方に注意が必要です。特に穂先はゆで過ぎると崩れやすいため注意しましょう。
基本の下処理
まず、根元は固いので1〜2cm切り落とし(手でポキっと折ることもできます)、そこから3〜4cmほどは皮が固いためピーラーで皮をむきましょう。
ゆでる時は、沸かした湯に穂先以外を先に入れ、再沸騰したら穂先を加え、好みの硬さになったら火を止めましょう。
アスパラガスは、鮮やかなグリーンの濃淡が食卓に映える野菜です。鍋の蓋をして加熱しすぎると色が褪せるため、注意しましょう。また、急速に冷やした方がきれいな緑色を保つことができますが、水につけると水っぽくなるデメリットがあります。そのため、ゆで上がったらザルにあけ、重ならないように並べて冷ましましょう。
旬と保存
アスパラガスの旬は、4~6月です。
温度上昇に弱く乾燥しやすい野菜ですので、買ったその日に食べるのがベストです。保存する際は、濡れたキッチンペーパーなどにくるみ、ポリ袋に入れてから立てて保存し、2〜3日で食べきるようにしましょう。
すぐに食べない場合は、軽くゆでて冷凍保存するとおいしさを保つことができます。
また、近年ではホワイトアスパラガスも生のまま出回るようになりました。
ホワイトアスパラガスはうま味や甘みが強く、ヨーロッパでは春の味覚として親しまれています。新鮮なホワイトアスパラガスを見かけた際は是非、手にとってみてくださいね。
ホワイトアスパラガスは根元から半分くらいまで皮をむき、レモン汁を加えた湯でゆでると、よりきれいな色を楽しめます。
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アスパラガスの栄養価
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