読む、えいよう

「とうもろこし」のおいしい茹で方、選び方のコツ

注目のポイント
・ひげと粒はほぼ同じ数なので、ひげがふさふさのものを選ぶ
・栄養豊富な粒の根元の「胚芽」まで、よく噛んで食べる
・茹でたり電子レンジで加熱する時も、皮をつけたままだとよりおいしくなる

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缶詰や冷凍食品で一年中見かける「とうもろこし」。でも、プチッとした粒からあふれる甘さと芳醇な香りが楽しめる新鮮なとうもろこしは、6〜9月が旬。今回はそんなとうもろこしの栄養や茹で方などについて、詳しくご紹介します。

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粒の根元の「胚芽」に栄養がいっぱい

とうもろこしは主成分の糖質のほか、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、カリウム、食物繊維などの栄養がバランスよく含まれています。特に粒の根元にある胚芽部分には、ビタミンB群などの栄養が豊富。また、疲労回復効果のあるアスパラギン酸が多いのも特長です。

さらに、黄色い色素にはルテインやゼアキサンチンなどが含まれ、目の調子を整える働きがあるといわれています。とうもろこしの栄養を効率よくとるには、胚芽を残さず、よく噛んで食べるようにしましょう。

とうもろこしの選び方

外皮が濃い緑色でみずみずしく、軸の切り口が新鮮なものを選びましょう。ひげの先が茶褐色のものは甘味が強い完熟品です。また、ひげと粒の数はほぼ同じくらいなので、ひげがふさふさで量が多いものが良品です。

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とうもろこしの調理のポイント

買ってきたらすぐ調理する

時間とともに甘味や風味がどんどん失われてしまうので、逃がさないために、買ってきたらすぐ調理しましょう。

外側の皮を数枚つけたまま加熱する

とうもろこしは外側の皮を数枚つけたまま、水から茹でるとうま味が逃げず、ジューシーな仕上がりになります。 また、電子レンジで調理するのもおすすめです。栄養が逃げず、旨みが凝縮されてとってもおいしく仕上がります。

熱いうちにラップで包むと、粒がシワになりにくい

茹でてすぐに食べないときには、皮つきのまま熱いうちにラップで包んでおきましょう。

とうもろこしの保存方法

鮮度が落ちやすいので、なるべく早めに加熱してから冷蔵保存するのがおすすめ。そのまま保存するときには、ひげを取り、皮をむかずにラップで包み、軸を下にして冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。 長期保存したいときは、かために茹でてから粒を包丁でこそげ取り、保存袋に入れて冷凍しましょう。

ひと工夫でもっとおいしくなる、とうもろこしのおすすめレシピ3選

とうもろこしの旬は6~9月。いろいろなレシピでおいしく味わってください。 電子レンジや炊飯器での調理も、コツをつかめばよりおいしくなります。

とうもろこしご飯
食感と甘みがおいしいとうもろこしご飯は、夏ならではの味わい。芯ごと入れて炊くことで、風味豊かに仕上がります。
冷たいコーンポタージュ
夏が旬のとうもろこしを冷たいポタージュに。とうもろこしのやさしい甘さが口いっぱいに広がります。
めかじきととうもろこしのココナッツスープ
まろやかなココナッツスープにカレーのスパイスが加わった、本格エスニックスープ。とうもろこしや赤ピーマンなど具沢山です。

参考: 新野菜の便利帳 健康編(高橋書店)
参考:新野菜の便利帳 おいしい編(高橋書店)
参考:いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書(新星出版社)

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士