実は栄養価が高い「クレソン」の選び方と活用レシピ
公開日:
2016年6月15日
最終更新日:
2022年4月20日
ピリッとした辛みと爽やかな香りが特徴のクレソン。レストランに行くと肉料理の付け合わせやサラダによく使われていますよね。 実は栄養価が高い野菜なのですが、毎日の食事に取り入れるにはハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか?
ビタミン・ミネラルたっぷり!
クレソンには、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラル類やビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、βカロテン、葉酸などのビタミン類が豊富に含まれています。
なかでも注目は、がん、動脈硬化、老化などを促す活性酸素を消去する働きのあるビタミンC、βカロテンといった抗酸化作用の強いビタミン類。
ほかにも特徴的な辛み成分であるシニグリンには、食欲増進効果や抗菌作用などがあると言われています。
選び方のポイント
葉先が紫がかった濃い緑色で葉と葉の間が詰まっているもの、軸が太くまっすぐ伸びているものを選びます。花が咲いているものは茎がかたくなっている証拠です。また、香りの強いものが新鮮でおすすめです。
調理のポイント
クレソンは、最初に水を張ったボールで丁寧に振り洗いましょう。水溶性のビタミンCが流出してしまわないよう、短時間で行うのがおすすめです。そして、かたい茎は切り落としましょう。
生で食べるイメージの強いクレソンですが、フランス料理では裏ごししたものをスープやソース、ドレッシングなどにも使って幅広く楽しまれています。ゆでる場合は、一般的な青菜と同じように塩ゆでして水に浸けると色よく仕上がります。
またオリーブオイルと相性がよく、炒めると食べやすくなります。しゃぶしゃぶやお鍋で食べるのもおすすめです。
旬と保存の方法
クレソンの旬は、3〜6月。繁殖力が強く、日本各地の山地の清流に自生しています。クレソンはあまり日持ちがしないのでなるべく早く使いきりましょう。
保存方法は、乾燥しないよう濡れたキッチンペーパーでくるみ(特に切り口が乾燥しないよう)ポリ袋に入れて、切り口を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。
また、くたっとして元気がないものは、きれいな水に浸しておくとシャキッと元気になります。
その場合、きれいな水が必要なので小まめに水を変えるようにしましょう。
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