【管理栄養士監修】シャキッとしてみずみずしい「レタス」のおいしいお話
公開日:
2016年6月10日
最終更新日:
2022年7月15日
みずみずしい歯ざわりのレタス。洋野菜と思われがちですが、江戸時代の文献に栽培方法やレシピがのっているほど、古くから日本でも親しまれている野菜です。
レタスは昔、切り口から乳白色の液体がにじみ出ることから「乳草(チシャ)」と呼ばれていました。生食が定番ですが、火を通してもレタスの甘みが引き立ちます。手に入りやすく、調理しやすいので野菜を手軽にとりたいときにピッタリ!
今回は、レタスの栄養や選び方についてご紹介します。
レタスの栄養
レタスは、95%以上が水分ですが、微量ながらビタミンCやビタミンE、葉酸などのビタミン類、カリウムや鉄などのミネラル類、食物繊維などの栄養素をバランスよく含んでいます。
丸い形の玉レタスは淡色野菜ですが、色の濃いサニーレタスやリーフレタスはβ−カロテンが豊富で緑黄色野菜に分類されます。
選び方のポイント
リーフレタス、サラダ菜など、レタスにはいろいろな種類がありますがどれも選び方は同じです。切り口が白くて小さくみずみずしい、葉にハリとツヤがあるものを選びましょう。
玉レタスは、巻きがふんわりとしていて適度に重みがあるものがおすすめです。
調理のポイント
生で食べる際には、一枚ずつ剥がして短時間で丁寧に洗います。包丁で切ると切り口が酸化し赤くなるため、根から手で切り離して使うとよいでしょう。また、氷水に2〜3分つけるとパリッとして食感がよくなります。
レタスは加熱してもシャキシャキとした食感が残り、おいしくいただけます。しゃぶしゃぶにして、ゴマだれと合わせても相性◎。ただし、火を通しすぎてしまうと茶色くなるため、短時間でさっと加熱してしまうのがポイントです。
炒め物にする場合も、色よく仕上げるために食べる直前に作るのがベストです。
旬と保存の方法
冷涼な気候で育つレタスの旬は、主に春と秋。夏は長野などの高冷地で育ったものが出荷されています。
保存する時は乾燥しないよう濡れたキッチンペーパーで包み(特に切り口が乾燥しないよう)、ポリ袋に入れて切り口を下にして冷蔵庫で保存します。
日が経つにつれ赤く変色したり苦味が出やすくなるため、4〜5日以内で使いきるようにしましょう。
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