料理をおいしくする万能野菜。玉ねぎの栄養素とおすすめレシピをご紹介
公開日:
2016年3月17日
最終更新日:
2022年4月7日
甘味&辛味で料理がおいしくなる万能野菜
幅広いレシピに使われる玉ねぎは、料理をおいしくする万能野菜。切り方や調理法で、味や香りの違いが楽しめます。じっくり炒めた玉ねぎは、料理にコクと甘味をつけ、生の玉ねぎのピリッとした辛味は料理のアクセントにもなります。今回はそんな魅力いっぱいの玉ねぎについて、詳しくご紹介します。
玉ねぎに含まれる栄養は?
玉ねぎにもっとも多く含まれている栄養素は糖質で、ビタミンやミネラルは取り立てて多いわけではありません。しかし、体内での働きが注目されている機能性成分が含まれています。それは、ポリフェノールの一種「ケルセチン」や、イオウ化合物の一種「硫化アリル」などです。
ケルセチンは主に玉ねぎの外皮に含まれ、その抗酸化作用が注目されています。硫化アリルは体内でアリシンに変わる辛味成分です。
アリシンにはビタミンB1の吸収を助けたり、新陳代謝を活発にするなどの作用があります。
選び方のポイント
表面の茶色い皮に傷などがなく、乾いていてツヤのあるものを選びましょう。
また、かたく締まっていて、持ったときにずっしりと重みのあるものは、水分がたっぷり含まれている良品です。玉ねぎは尖ったところの周囲から傷むので、ここを指先で軽く触ってやわらかくなっているものは避けましょう。
保存法と調理のポイント
玉ねぎはネットなどに入れて、風通しのよい冷暗所につるしておくと日持ちします。ただし夏場の保存は、新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。カットしたものはラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷凍保存するときは、あめ色に炒めてからラップなどで小分けにするのがおすすめです。カレーやオニオンスープなどを作るときに加えると、手軽に凝縮された甘味をプラスできます。
また、玉ねぎを甘酢漬けにしておくのもおすすめ。魚料理の付け合わせや、刻んでタルタルソースに使ってみてください。
玉ねぎの旬はいつ?
一年中味わうことができますが、春先に出回る「新玉ねぎ」は、みずみずしくて辛味が弱いのでサラダなどの生食に向いています。
旬の玉ねぎ、いろいろなレシピでおいしく味わってください。
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