桜色のごちそう「桜えび」でうま味たっぷりな料理を
公開日:
2017年3月30日
最終更新日:
2021年3月26日
駿河湾が産地として知られる桜えびは、体長4cmほどの小さなえびです。春と秋だけ漁が行われています。桜えびをそのまま天日干しにした素干し桜えびは、うま味が凝縮されていて香ばしく、美しい桜色が料理に彩りを添えてくれます。今回は桜えびについて、栄養素からおすすめレシピまで詳しく紹介します。
丸ごと食べられる「桜えび」はカルシウムの供給源
殻ごと食べられる桜えび。栄養面で注目したいのは、丈夫な骨や歯を作るカルシウムが豊富なことです。
特に素干し桜えびには、10gあたり200mgのカルシウムが含まれ、牛乳200ml(コップ約1杯)に相当します。この他、抗酸化力が高い色素成分のアスタキサンチン、代謝にかかわるビタミンB群、カルシウムの働きをサポートするマグネシウム、貧血を予防する鉄などの栄養素が含まれています。
桜えびの選び方のポイント
大きめのもののほうが風味がよく、甘みが強いといえます。春に収穫されたものは産卵前なので、特においしいとのこと。 素干しの小えびに着色料を用いて桜えびに似せているものもあるので、原材料に桜えびと記載されているものを選びましょう。
桜えびの調理のポイント
一般的にお好み焼きやかき揚げの具として使われますが、素干し桜えびは、フライパンで軽く炒ると香ばしさがアップします。ごはんものや煮物、汁物、パスタなどの料理に使うと、風味や彩りが豊かになり、アレンジの幅が広がります。
桜えびの保存の方法
密閉された袋に入っている素干し桜えびの場合、開封前は直射日光や高温多湿を避けると常温保存ができます。開封後は、密封して冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。 カルシウムが豊富な桜えび、いろいろなレシピで美味しく味わってください。
桜えびのおすすめレシピ3選
桜えびはうま味がたっぷり。桜えびのうま味を生かすことで、調味料をたくさん使わなくてもおいしい料理に。減塩につながります。
参考文献
- いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書(新星出版社)
- スーパーで買える魚図鑑(日本文芸社)
- 七訂 食品成分表 2016 資料編(女子栄養大学出版部)
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