ほうれん草は緑黄色野菜の王様。葉酸や鉄を含みます
公開日:
2016年2月15日
最終更新日:
2021年3月8日
寒くなるとおいしくなります
ほうれん草といえばお浸しやバター炒めなど、毎日の献立に欠かせない使いやすい葉物野菜です。
ほうれん草は比較的冷涼な地域で栽培され、寒い時期になるとおいしくなります。今回はほうれん草について、豊富な栄養価や基本のゆで方、保存方法まで詳しくご紹介します。
緑黄色野菜の王様
ほうれん草にはβ-カロテン、ビタミンB群、C、E、食物繊維などが含まれ「緑黄色野菜の王様」と呼ばれています。特に抗酸化作用が強いβ-カロテンやビタミンCは、体内の活性酸素を減らしてくれます。 野菜の中でも比較的多くのたんぱく質を含み、葉酸や鉄のほか、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラル類も含まれています。
選び方のポイント
葉の色が濃いもののほうが、β-カロテンが多く含まれています。葉はしっかりと張りがあるものを選びましょう。葉についている軸の部分(葉柄)が太すぎるものは、そうでないものより味が落ちます。
調理のポイント
たんぱく質やビタミンCと一緒に摂取すると、鉄分の吸収率がアップ。また、油を加えて加熱調理するとβ-カロテンの吸収率も上がります。卵や肉などと一緒に炒めるといいでしょう。ただし、脂質の摂り過ぎにはご注意を。
ゆでてもおいしいほうれん草は、短時間でゆでましょう。あまり長時間ゆでると栄養成分が流れ出てしまいます。上手にさっとゆでるコツは、沸騰したお湯に根元だけを先に入れ、一息待ってから葉先まで入れます。
旬と保存の方法
ほうれん草は年中食べることが出来ますが、夏と冬の収穫では栄養価が大きく変わります。旬である冬(11月〜2月)のほうれん草は、夏のほうれん草よりビタミンCが多く含まれています。
保存方法は、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、畑にあるときと同じ状態になるよう、立たせて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。葉物野菜の中では、比較的日持ちします。また、ゆでたほうれん草は冷凍保存できます。まとめてゆでて食べやすい大きさに切り、保存容器やビニール袋に入れて冷凍しておくと、使う時に便利です。
ほうれん草のおいしい健康レシピ3選
ほうれん草の栄養価
※2013年12月に配信した記事を一部再編集しています。
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