読む、えいよう

豚肉をヘルシーに楽しむための豆知識

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豚肉は普段の料理によく使うお肉のひとつ。炒めものや生姜焼きのほか、しゃぶしゃぶ、豚汁など、人気の定番メニューも多くあります。 今回は、豚肉をヘルシーに楽しんで食べるための情報をご紹介します。

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部位によって大きく違う脂質の量

豚肉の白い部分は脂肪です。この割合が多い部位ほど、高脂質なお肉になります。
脂質の量が多い部位は、バラ、ロース・肩ロース、肩、モモ、ヒレの順。脂質の一番少ないヒレと比べると、バラの脂質はなんと、約10倍(※1)。 豚肉は種類を適切に選んだり、調理にひと工夫を加えるだけでぐんと脂質もエネルギーも抑えることができます。

*上記の写真は左から、バラ、ロース、肩ロース、ヒレの順番に並んでいます。

※1 参考:文部科学省 日本食品標準成分表2020版(八訂)

料理に適した部位選び

ヒレがいくら低カロリーでも、すべての料理にヒレを使うことをおすすめしません。料理に適した部位があるからです。
例えば、煮込み料理には肩やバラ、しょうが焼きには肩ロース、豚カツならロースやヒレ。このほか、焼き豚ならロースやバラ、ステーキならモモやヒレが向いています。
どんなにヘルシーな料理でも、おいしくなければ続けることはできません。それぞれの料理に適した部位を選び、おいしく健康的な食事を楽しみましょう。

ひと手間でヘルシーに

脂身を取り除く

脂質の多い豚肉も、ほんのひと手間で脂肪を減らすことできます。
例えば脂身を取り除くこと。ロースや肩ロース、肩、モモなどの脂身つきの肉は、調理前に白い脂身を包丁で切り落とすことで大幅に脂質をカットすることができます。ロースの場合は、白い脂の部分をしっかり取り除くことで、カロリーをなんと半分近く減らせるというデータも。(※2)
脂質の多い肉を調理する時は、ぜひ実践したいですね。

※2 参考:女子栄養大学出版部「調理のためのベーシックデータ第6版」

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浮いた脂を取り除く

また、脂身が切り落としにくいバラにも、ヘルシーに食べるコツがあります。
例えばカレーを作るときは、肉や野菜を煮込んだ後、半日から一晩かけてよく冷まします。その後、表面に浮いた脂を取り除いてから再び温め、ルウを入れて仕上げると脂質をカットできます。

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いかがでしたか? 豚肉をヘルシーにするコツを取り入れて、おいしい料理を楽しみましょう。

おいしい健康のヘルシー豚肉レシピ3選

豚しゃぶ温サラダ
しゃぶしゃぶ用の豚肉とカット野菜で作る、包丁いらずの一皿。程よく塩けがきいた食材にオリーブ油と黒こしょうの風味を加えて。
豚の角煮風
豚バラ肉を使うことが多い角煮ですが、豚もも肉を使って脂質を抑えました。筋切りをすることで、やわらかく仕上がります
塩分控えめ 具だくさん豚汁
豚肉はもも肉を使うことで脂質をカット。じゃがいも、にんじん、ごぼう、長ねぎが入っていて、野菜もしっかりとれます

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士