不調を感じやすい梅雨の季節、食生活で心がけることは?
公開日:
2021年6月10日
最終更新日:
2024年5月23日
毎年5月から7月にかけて、雨や曇りが多い天気が続く「梅雨」。
特にこの時期の変わりやすい天気や気温、気圧の変化は、体にとってストレスとなります。だるさやむくみを感じ「なんとなくしんどい」という体調不良に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
ちょっと憂うつだと感じてしまうこの時期を乗りきる工夫をご紹介します。
体を冷やしすぎない
気温や湿度が高くなってきたとき、特に頼りたくなるのが冷たい飲み物。
熱中症予防のために欠かせないアイテムですが、飲みすぎは体を冷やしすぎてしまい、むくみや食欲不振の原因にもつながります。常温や温かい飲み物も取り入れて、体を冷やしすぎないように心がけましょう。
たんぱく質を毎食とる
気候の影響で体調がすぐれないと食欲が落ちることがあるかもしれませんが、体力を落とさないためにも、食事を抜くことは避けましょう。もちろん無理のない量でよいのですが、たんぱく質は優先してとるようにするといいですね。
たんぱく質は、筋肉量を維持し、体力低下を防ぐためにとても大切な栄養素です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などの食品に含まれるので、これらを朝昼夕の食事で毎食1品はとるように意識しましょう。
ビタミンB群で代謝を助ける
ビタミンB群は、食事からとった炭水化物やたんぱく質、脂質などの栄養素の代謝を助ける働きをしています。
特にビタミンB1が不足すると、ブドウ糖がエネルギーに変換できず、疲労の蓄積や倦怠感につながることも。豚肉、豆類、玄米などに多く含まれているので、意識してとるようにしましょう。
ねぎ、玉ねぎ、にんにく、にらなどに含まれるアリシンと一緒にとると、ビタミンB1の吸収率がアップしますよ。
気温が高くなる時期なので、水分やミネラルの補給も忘れずに。日中は散歩など軽めの運動をしたり、夜は早めに休むなど、生活のリズムを整えることも心がけて、梅雨を元気に過ごしましょう。
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