読む、えいよう

酢を使いこなせば、料理のレパートリーが広がります


料理の味を引き立てる調味料「酢」

酢は、料理にさわやかな酸味をつけるだけでなく、わずかな量を料理に加えるだけで、旨味を引き出し、深みのある味に調えてくれます。また、素材や他の調味料の味を引き立てる役割もあります。

さらには、アク抜きや色だし、肉や骨をやわらかくするなど、大活躍してくれる調味料。酢の物に限らないひと味違った活用法をご紹介します。

酢の意外な使い方

酢のものや、サラダのドレッシングに加えるなど、あえる料理に酢を使うのはなじみがあるもの。ここでは、炒め物や煮物でのひと味ちがった酢の使い方を紹介します。

炒め物の仕上げに

炒め物の最後に鍋肌から酢を加えると、余分な油っぽさが消え、さっぱりとおいしく仕上がります。塩、醤油、オイスターソースなどの調味料との相性もいいので、ぜひお試しください。焼きそばなど麺類にもおすすめです。

スープ料理に

スープに酢を加えると、味にコクが出て、深みのある仕上がりになります。中華スープやミネストローネなどにも合います。

濃い味付けの料理に

味噌やしょうゆ、砂糖などの量を減らして酢を加えて煮込むと、コクはありつつも、飽きのこないバランスのとれた味に仕上がります。さらに、酢には臭みを抑える効果もあるので、サバの味噌煮、豚の角煮などに加えるのも便利です。ラーメンにもおすすめ。食べている途中から加え、味を変えても楽しめます。

おすすめレシピ3選

セロリとさくらえびの酢炒め
仕上げに酢を加えるのがポイント。素材の香りやうま味を上手にまとめてくれます。副菜にはもちろん、おつまみにもピッタリです。
もやしと塩昆布のすっぱスープ
少ない食材だけでできる、お酢を使ったスープです。しょうがの風味がアクセント。
サバの甘酢煮
定番料理に酢をプラス。酢は料理全体の味を上手に引き立たせる働きがあるので塩分控え目なメニューも、美味しくいただけます。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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