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自宅でつくるプロの味!焼きいも&ふかしいもの調理法5パターン

寒すぎて外に出たくない日ってありますよね。そんなおこもり日にこそやりたいことといえば……そう、焼きいも&ふかしいもづくり!いまや専門店がしのぎを削るほど人気ですが、あの味を自宅で再現するのはなかなか至難の業。そこで今回、5パターンの作り方にチャレンジしてみました。ぜひ、あなた好みの味と調理法を見つけてみてくださいね。

【おいしい焼きいも・ふかしいもの条件】
①好みの食感であること(ホクホク、ねっとり、しっとりなど)
②さつまいものでんぷんが十分に糖化し、甘みがあること
③甘く香ばしい香りがあること

手早くささっと食べたい方向け

①電子レンジ

調理法:600Wで1分30秒、200Wで8分

メリット:電子レンジで手軽に作れます。ホクホクの食感。
デメリット:冷めると少し硬くなりやすいです(特に皮のまわり)。硬さに若干ムラがあります。
おいしさ:★
なんと言っても一番のウリは手軽さ。甘みは他の調理法よりやや控えめですができたては十分なおいしさ。でんぷんを糖化させるために必要な水分を補給するため、ペーパータオルを巻いて濡らしたものをラップで包んでから電子レンジにかけるのがコツです。

ねっとりした焼きいもが好みなら

②オーブントースター

調理法:オーブントースターを使って20分×2、計40分

メリット:甘みは本格的な焼きいもに一番近く、ねっとり感もピカイチ。焼いている間も香ばしい香りが楽しめます。
デメリット:オーブントースターの機能によっては途中で加熱が止まってしまうこともあり、焼き上がり時間が少し延びる可能性も(その分、さらにじっくり加熱できるのでより甘く仕上がります)。
おいしさ:★★
あえてアルミホイルで包むことなく水分を適度に飛ばすことで、冷めてもしっとりとおいしく食べられます。5パターンの中で、一番、黄色味が強く仕上がりました。

ほったらかし調理で楽々

③炊飯器

調理法:炊飯器に水をはり、お米と同様に炊きます。

メリット:みずみずしく、ホクホクしっとり、甘みも程よく、バランス良い仕上がりです。
デメリット:他のものに比べるとややうす味。
おいしさ:★★
ホクホク、しっとりとした食感が好みの方におすすめです。炊飯器のスイッチを入れれば、あとは放っておくだけでおいしいふかしいもができるため、手間いらず。同じでんぷん質であるお米をおいしく調理するための炊飯器を利用して、甘みを出します。ゆっくりと温度を上げて加熱するのがポイントのため、炊飯器に玄米モード機能があればこちらがよりおすすめです。

時間をかけても本格的な焼きいもを食べたい

④オーブン

調理法:160度で90分焼きます。

メリット:外からじっくり熱を伝導させて、長く焼くので甘みが強く文句なしのおいしさ。ペーパータオルで巻いて濡らしたいもをアルミホイルに包んで焼くので、長時間加熱しても焦げる心配はありません。
デメリット:調理に時間がかかります。
おいしさ:★★★
オーブンの大きさにもよりますが、天板に5〜6本並べてまとめて焼くこともできるので大人数で楽しみたい時にもおすすめです(その場合も基本的に加熱時間は同じでOK)。

焦げ目をつけて香ばしく

⑤鉄鍋

調理法:鉄鍋にアルミホイルを二重に敷いて時々転がしながら合計45分焼き、火を止めてそのまま余熱で15分おきます。

メリット:ところどころに焦げ目がつくので、懐かしの石焼きいものようなおいしさに。
デメリット:火を使うため、調理中は目を離せず、15分おきにいもを少しずつ転がす手間もあります。
おいしさ:★★★
焦げ目から出る独特の香ばしさと独特の風味がたまりません。5パターンの中で一番甘く焼き上がります。

さつまいもには炭水化物、食物繊維、ビタミンCなどが含まれます。甘みがあってエネルギー補給にもなるので補食やおやつにおすすめです。食物繊維は糖質の吸収を穏やかにする働きがあり、また、ビタミンCは抗酸化作用があります。一日に必要な栄養素を食事だけではなく、補食からも摂取できるのはうれしいですよね。

ちなみに、今回は比較的安価で手に入りやすいシルクスイートを使用して調理しました。この他、安納芋や金時、紅はるかなどさまざまなさつまいもがあるので、お好みの調理法を見つけたら、品種や産地もいろいろと試してみてもいいですね!

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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