「1週間あんしん献立だより」3月のおすすめ献立part2
公開日: 2022年3月18日
春の日差しを感じる今日このごろ…暖かく気持ちのよい日が増えてきました。とはいえ、朝や夕方はまだ肌寒く、日中との温度差で体調を崩しやすい季節でもあります。
自律神経の乱れやお肌のトラブルなども起きがちですね。
そんな季節の変わり目に備えて、3月は不足しがちなビタミンを補う献立をご紹介します。
おいしい健康の1週間あんしん献立では、筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病患者さん向けの1週間分の夕食を提案しています。
1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせた献立を、月替りでお届けします。
糖尿病ではない方にも“健康的な食事”として、楽しんでいただける内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
3月の1週間献立
テーマ/季節の変わり目に ビタミンを補う献立
土曜日 ビタミンEを補う グリーンカレー風献立
日曜日 葉酸を補う 菜の花と牛肉の炒め物献立
月曜日 ビタミンAを補う さば缶と人参が主役献立
火曜日 ビタミンB1を補う 長ねぎの豚肉巻き献立
水曜日 ビタミンDを補う 鮭とまいたけが主役の献立
木曜日 ビタミンB2を補う 納豆チャーハン献立
金曜日 ビタミンCを補う フライパン蒸しの献立
今回のピックアップ献立
今回ご紹介するのは、日曜日の葉酸を補う 菜の花と牛肉の炒め物献立です。
旬の菜の花を使った牛肉のオイスターソース炒めがメインの献立です。
菜の花には葉酸、ビタミンC、鉄などの栄養素が含まれています。
さらに旬の今は、より多く含まれているのがポイント。
副菜にはシャキシャキとした食感のにんじんときくらげの中華風しらあえ、汁物には大根と桜えびの中華スープを合わせました。
主菜●菜の花と牛肉のオイスターソース炒め
葉酸が補える、満足感のある炒めもの。
菜の花といえば、お浸しやあえ物ででさっばりといただくのが定番ですが、お肉と合わせて炒めていただくのもおすすめです。
香り豊かな菜の花と牛肉に、にんにくと唐辛子を効かせ、オイスターソースで仕上げた一品は、主菜として満足感のある一皿に。
牛肉にはビタミンB12、菜の花には葉酸、ビタミンC、鉄などの栄養素が含まれています。
副菜●にんじんときくらげの中華風しらあえ
ビタミンを調理で失うことなく食べられる、食感が楽しいあえ物。
ポイントはにんじんを生でいただくこと。
にんじんに含まれるビタミンCはゆでることで水に溶け出てしまう性質があります。ですが、生で食べることでビタミンCを逃さずにとることができます。
にんじんのシャキシャキ感、きくらげのコリっとした食感で咀嚼回数が増え、早食い防止にもなります。食感があることで満足感もアップ。
すりごまのコクとまろやかさが味わえるおいしいあえ物です。
汁物●大根と桜えびの中華スープ
大根の甘味を生かした塩分控えめのスープ。
大根は、葉に近いところの方が甘味が強く、先にかけて辛味が増していきます。スープなどの料理には、甘味の強い部分を使うことがおすすめ。甘みがしっかりと感じられるスープに仕上がります。
桜えびと大根のやさしい甘味を生かした、塩分控えめでもおいしいスープです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。
筑波大学附属病院監修 糖尿病患者さんのための1週間あんしん献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。
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