「1週間あんしん献立だより」6月のおすすめ献立
公開日: 2022年6月10日
6月に入り、梅雨入りした地域も多いのではないでしょうか。
じめじめとした蒸し暑さが続いて、食欲が低下したり、鬱々したりすることはありませんか?
そんな時期にも食欲がわく香辛料や香味野菜、さらにビタミンB1を含む食材を取り入れた「食欲が湧く 夏バテ対策献立」をご紹介します。
おいしい健康の1週間あんしん献立では、筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病患者さん向けの1週間分の夕食を提案しています。 1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせた献立を、月替りでお届けします。
糖尿病ではない方にも“健康的な食事”として、楽しんでいただける内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
6月の1週間献立
テーマ/食欲が湧く 夏バテ対策献立
土曜日 にんにくの風味で食欲そそる献立
日曜日 酢でさっぱり 鶏むね肉のビーンズ炒め献立
月曜日 冷たい豆乳うどんが主役の食べ応え満点献立
火曜日 わさびソースでさっぱりいただく洋風献立
水曜日 食物繊維が10g/人以上補える 和風献立
木曜日 ご飯がすすむ 塩にんにく炒めが主役の献立
金曜日 野菜が250g以上摂れる和風献立
今回のピックアップ献立
今回ご紹介するのは、土曜日のにんにくの風味で食欲そそる献立です。
主菜は最近スーパーで見かけることが多いぶりを使った「ぶりとトマトのにんにくソテー」。食材の高騰が続く中、比較的、価格が安定しているのがうれしいポイントです。 副菜にはシャキシャキとした食感も楽しめる「長いもときゅうりのたらマヨサラダ」、そして食物繊維が補える「オートミールときのこのカレースープ」を合わせました。
主菜●ぶりとトマトのにんにくソテー
ビタミンB1が含まれる「ぶり」を使った、にんにくの香りが食欲をそそる一品です。ビタミンB1はエネルギーを産生するために大切な役割を果たします。不足すると食欲の低下や、疲れやすくなる原因にもつながるため、これからの時期に意識して摂りたい栄養素です。さらに、にんにくに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収を促してくれるので、合わせて摂るのがおすすめです。
こんがりと焼いたぶりと、うま味が増したトマトは相性抜群。ご飯もすすみますよ。
副菜●長いもときゅうりのたらマヨサラダ
長いもときゅうりを切って、たらことマヨネーズであえるだけの簡単レシピです。たらこにもビタミンB1が含まれており、マヨネーズと共にあえることで、さらに食欲をそそります。
1年を通して味わえるきゅうりですが本来の旬は夏。6月から9月頃までが旬になりますので、これからがおいしい季節ですね。
疲れたときにも食べやすいおすすめのサラダです。
汁物●オートミールときのこのカレースープ
きのこのうま味とスパイシーなカレー粉が効いたスープ。きのことオートミールで食物繊維が補え、食べ応えもあります。
もっと詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。
筑波大学附属病院監修 糖尿病患者さんのための1週間あんしん献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。