Part3. 美人になれるカレーのルール5

教えてくれたのは…唐澤弥子さん
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クックパッドおいしい健康 管理栄養士
女性にうれしい健康&美容のサポートレシピを掲載する「クックパッド おいしい健康」を監修している管理栄養士。はくばくとのコラボで誕生した「今日は、キレイな雑穀ごはん」と「今日は、ダイエットな雑穀ごはん」(各¥360)の監修も行う。

ひと皿で完結するカレーは、栄養的にもすばらしいんです

「インドなど、暑い国でカレーが多く食べられているのは、カレーの香りで交感神経が優位になり、スパイスの効能で食欲が増進するから。体の代謝が落ちていたり、体が冷えてしまっているとき、カレーは内側から体を温めるのに最適です。また、栄養価の高い野菜を余すことなく味わえるという点でもカレーは、完璧ともいえるメニュー。ただし、単体で見ると油分が多いのと、炭水化物を一緒にとりすぎてしまう点には注意してください」

Rule1. 市販のルーを使わずにスパイスで作るとカロリーDOWN

「既製品のカレールーは、コク出しのために油分がかなり入っています。ルーをスパイスに置き換えるだけでも100kcal以上は軽減できます。またスパイスには発汗、脂肪燃焼、血行改善など美容にいい効果がたくさんあるので、その効能を活かすことができます」

Rule2. カレーと大豆製品の相性は◎!お肉がわりに使って

「大豆製品は、脂肪やコレステロールを吸収しにくくなる作用があり、また大豆に含まれるコラーゲンが代謝に関わるなど、美容効果の高い大豆製品。夏は特に紫外線による活性酸素が増えてしまうが、大豆イソフラボンがそれを抑制してくれます。味もカレーとの相性は◎です」

Rule3. お肉を使うなら、鶏肉が◎!特に美肌にいい手羽先&手羽元がオススメ

「肌の再生に関わるコラーゲンやビタミンB6がとれるので、お肉を入れるなら鶏肉が最適です。選ぶならコラーゲンを多く含む手羽先、手羽元、手羽中などの骨付きのものがベストです。煮こごりごと摂取できるカレーはまさに理想的な調理法なのです」

Rule4. 抗酸化作用の高い野菜の力を利用!アンチエイジングにも効果アリ

「にんじん、トマト、じゃがいもなど、昔からカレーによく使っている野菜は、抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA・C・Eが豊富。これらのビタミンはアンチエイジングにも効果が高いと言われているので、カレーでたくさん摂取できるのはうれしいですね」

Rule5. カリウム豊富な野菜はカレーにピッタリ!デトックス効果にも期待

「日常生活で塩分過多になってしまうと、むくみが起こりがちです。ナスやズッキーニなどカレーとの相性のいい野菜には、体内の塩分を出してくれるカリウムを多く含むものが多いです。水分が多くカレーとの相性も抜群です」