ナスのヘルシーポイントをご紹介

ナスはここがヘルシー

1日170g相当で脂質代謝改善の可能性

ナスを1日約170g(2本半)相当をとることで、悪玉のLDLコレステロールの指標となるアポリポたんぱくBが低下したデータがある。ナスに含まれる成分が脂質代謝を改善したと考えられる。

ナス粉末でLDLの指標が低下18

38人の高コレステロール血症の人を2群に分け、一方が乾燥ナス粉末10g(12gで100gの生ナスに相当)を1日2回、5週間とった結果、とらなかった群に比べてLDLコレステロールの指標となるApoBが有意に低下した。ただし、LDL値には差がなかった。(Braz J Med Biol.;33,9,1027-1036,2000)

ポリフェノールの作用などでメタボ予防に

ナスニンなどのアントシアニン類は糖や脂質の代謝を高める酵素AMPキナーゼの働きを活性化してエネルギー消費を促す。また、クロロゲン酸を摂取すると、腹部脂肪量が減ったという報告がある。

ナスのなるほど

定番の紫から白、緑色も登場 調理法ごとにセレクトして

ナスの種類はとても多く、色は白や緑、まだら、形も丸いもの、長いものなど多彩。全国各地の伝統野菜にもなっており、選ぶのも楽しい。最近では、アクが少なくて皮が軟らかく、生食に向くタイプが人気。米ナスや緑ナスはクロロゲン酸の含有量が多く、渋みがあるため、油を使った加熱調理に向く。 13 14