調理のポイント

  • 冷凍保存もOK
    数本が一袋に入って売られることが多いナス。使い切れない分は、1cm程度の厚さの輪切りや角切りにして冷凍しておくといい。そのまま炒めるなど加熱調理ができる。

  • 生で丸ごと食べる
    ナスニンやクロロゲン酸、カリウムなどのミネラルはゆでたり煮たりすると流出してしまう。最近では生食できる種類も多く出ているので、生で皮ごと食べるといい。

  • 油で炒めて皮ごと食べる
    ナスのポリフェノールは皮に多く水に溶けやすい。余さずとるには油で炒めて皮ごと食べる。調理後の油にポリフェノールが多いので、少量の油でナスをコーティングして調理を。

おすすめ「ナス」レシピ

ナスの地中海風サラダ
生食
グレープフルーツの酸味と苦み、さわやかさが生のナスの渋みとベストマッチ。ナスのみずみずしさを堪能できるレシピ。
ナスとヨーグルトのディップ
生食
ナスの渋みをヨーグルトがコーティング。「野菜スティックのほか、パンにのせてもおいしいですよ」(成沢さん)。
ナスたっぷりキーマカレー
加熱
タマネギのケルセチン、トマトのリコピンなどの抗酸化成分をプラスしたカレー。加熱したナスのトロリとした食感を味わえる。
ナスチャンプルー
加熱
ナスを油であえてナスニンを余さずとる。「ナスに切り込みを入れることで火が通りやすくなり、時短調理ができます」(成沢さん)。
ナスと豚肉のミルフィーユ蒸し煮
加熱
切って、並べて、火にかけるだけ。「ナスの種類により、味や食感の違いを簡単に楽しめるので、いろいろなナスで試して」(成沢さん)。

レシピ考案

19 料理研究家 成沢正胡さん
和の懐石をメーンにした料理教室 「うらら」 を主宰。「ナスと豚肉のミルフィーユ蒸し煮は、梅肉大さじ1と粒マスタード小さじ1を合わせたもので味付けしてもおいしいですよ」(成沢さん)。

取材・文/武田京子   写真/鈴木正美   レシピ考案・料理/成沢正胡
スタイリング/石川美加子