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みかんの栄養や選び方のポイント

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冬の定番果物「みかん」

みかんは温州みかんとも呼ばれ、さらに産地や栽培方法によって様々なブランド名で流通しています。手で簡単に皮がむけ、ジューシーで甘みと酸味のバランスがよく、冬といえば「こたつでみかん」といわれるくらい定番のフルーツです。
今回はみかんの栄養や、おいしいみかんの選び方などについて詳しく紹介します。

みかんにはビタミンCが含まれています

みかんには100gあたり32mg(※1)のビタミンCが含まれています。ビタミンCは免疫系の働きを助けたり、コラーゲンを生成したりするのに欠かせない栄養素。病原体から身体を守ったり、傷を治したりするときに利用されます。また、「抗酸化ビタミン」の一種であることから、抗酸化作用があることでも知られています。 薄皮やすじには、食物繊維の一種であるペクチンが含まれているため、取り除かずに食べるといいでしょう。

皮が薄く、きめが細かいものが良品

完熟した甘いみかんを見分けるには、皮のオレンジ色が濃くてツヤがあり、ヘタが小さめで、ヘタの周りのガクが黄色っぽくなったものを選ぶことです。皮が薄く、表面のきめが細かいものが良品です。皮がフカフカと浮き上がっているものは、新鮮でない可能性があります。

調理のポイント

みかんは手で皮をむいてそのまま食べるのが一般的ですが、ジュースやサラダにもぴったりな果物。さらに、みかんの皮をよく洗ってから乾燥させると、生薬の「陳皮」になります。薬味として使ったり、お茶に混ぜるなどして楽しめます。

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旬と保存の方法

みかんの旬は12月~2月頃。みかんは通気性の良い涼しい場所であれば常温保存ができます。箱での保存はヘタを下にして並べ、一段ごとに新聞紙を挟むと長持ちします。温度が高い場所の場合は、ビニール袋に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
また、長期保存したいときは、冷凍みかんがおすすめです。作り方のポイントは、氷の膜を作ること。皮ごと凍らせたみかんを、冷水にくぐらせて再び冷凍し、表面に氷の膜を作ります。あとは保存袋に入れて冷凍庫で保存しておけば、いつでもおいしく食べられます。

みかんのおいしい健康レシピ

キャロットみかんラペ
みかんをキャロットラペのアクセントに。味付けは塩と黒胡椒でシンプルに仕上げました

みかんの栄養価

エネルギー
49 kcal
食塩相当量
0.0 g
たんぱく質
0.7 g
脂質
0.1 g
炭水化物
12.0 g
食物繊維
1.0 g
糖質
11.0 g
カリウム
150 mg
カルシウム
21 mg
マグネシウム
11 mg
リン
15 mg
0.2 mg
亜鉛
0.1 mg
ヨウ素
0 µg
ビタミンA
84 µg
ビタミンE
0.4 mg
ビタミンB1
0.10 mg
ビタミンB2
0.03 mg
ビタミンB6
0.06 mg
ビタミンB12
0.0 µg
葉酸
22 µg
ビタミンC
32 mg
ビタミンD
0.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
0 mg
エネルギー
49 kcal
食塩相当量
0.0 g
たんぱく質
0.7 g
脂質
0.1 g
炭水化物
12.0 g
食物繊維
1.0 g
糖質
11.0 g
カリウム
150 mg
カルシウム
21 mg
マグネシウム
11 mg
リン
15 mg
0.2 mg
亜鉛
0.1 mg
ヨウ素
0 µg
ビタミンA
84 µg
ビタミンE
0.4 mg
ビタミンB1
0.10 mg
ビタミンB2
0.03 mg
ビタミンB6
0.06 mg
ビタミンB12
0.0 µg
葉酸
22 µg
ビタミンC
32 mg
ビタミンD
0.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
0 mg
※可食部100gあたりの栄養価です

※1 厚生労働省公表「日本人の食事摂取基準(2020年版)

※2016年1月に配信した記事を一部再編集しています。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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