【世界糖尿病デー】糖尿病を予防しよう
公開日: 2015年11月9日
糖尿病ってどんな病気なの?
「糖尿病」とは、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気です。そのまま放っておくと体のさまざまな臓器に悪い影響が出て、やがて深刻な合併症を引き起こすことがあります。
合併症の例として、たとえば糖尿病性網膜症という目の病気は、最悪の場合失明につながります。また、糖尿病性腎症という腎臓の病気は、血液中の老廃物を排出できなくなる病気です。この場合人工透析治療が必要になり、日常生活に数々の制約を伴います。
糖尿病の患者さんは年々増えていて、日本人では、6人に1人以上が糖尿病の患者さんかその「予備軍」だと言われています。糖尿病は初期の段階では目立った自覚症状がないため、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうこともあります。
「糖尿病は怖い病気」というのは事実ですが、生活習慣病と呼ばれる疾患のひとつです。生活習慣の改善によって、無理なく予防することができます。世界糖尿病デーをきっかけに、毎日の生活習慣を振り返ってみませんか?
予防のための2つのポイント
糖尿病を防ぐためには、「運動」と「食事」の2つが大きなポイントになります。
日常生活の中に適度な運動習慣を取り入れること。そして、高血糖にならないための食生活を心がけることがとても大切です。まずはできることから始めてみましょう。
食事でできる糖尿病予防
一番の基本は、規則正しい食生活です。過食や偏食を避け、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
ごはんやパン、麺などは、「炭水化物(糖質)」を多く含んでいるため、血糖値を上昇させやすくなります。例えば、栄養バランスの良い食事の目安となる、1食で食べるご飯の適量を知っていますか?
性別や身体の大きさによって人それぞれ目安量は変わってきますが、約150g(お茶碗一杯)だと言われています。頻繁にご飯をおかわりしてしまうという人は、要注意です。
お米に限らず、自分にあった食事の適量を知り、栄養バランスの整った食生活を送ることが糖尿病の予防にもつながります。おいしい健康の献立帳サービスでは、性別・身長・体重から食事の適量を算出することができます。ぜひ食生活の組み立てにご活用ください♪
また、早食いは、食後高血糖の一因です。よく噛み、ゆっくり食事をすることで、血糖値の上昇を緩やかにしましょう。
糖尿病対策のおいしい健康レシピ