読む、えいよう

ひな祭りの定番料理の由来

2917

3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともいわれ、女の子の健やかな成長を願う日。ひな人形や桃の花を飾るだけでなく、ちらし寿司やひなあられを作って食べるのも、楽しい時間です。よく食べられる料理やお菓子についてまとめました

最後には、おいしい健康ならではのちらし寿司をご紹介します。 基本的な定番のちらし寿司だけでなく、具だくさんにすることでご飯の量を控えめにしたレシピや、炒り卵を使った手軽にできる一品まで。ぜひ参考にして、楽しんでください。

ちらし寿司

一品あるだけで、食卓がぱっと華やかに。ひな祭り気分が盛り上がるちらし寿司。 ちらし寿司は江戸時代の後期、主に宴席で食べられていたようです。 今ではハレの日の定番料理に。見た目の豪華さに比べ、すし飯に具材を混ぜ込むだけという手軽さもうれしいですね。
2919

はまぐりのお吸い物

ひな祭りの料理といえば、はまぐりのお吸い物を思い浮かべる方もいるでしょう。 はまぐりなどの二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができないため、夫婦の象徴として用いられてきました。女の子の幸せな結婚を祈って、はまぐりのお吸い物が振る舞われるようになったようです。
1572

桜もち

桜の葉でもち菓子を包んだ和菓子。関東風と関西風で製法や形が異なります。江戸時代には花見の定番菓子だったようです。春に食べられるお菓子ということで、ひな祭りでも定番の菓子になったのでしょう。 1570
↑関東風の桜もち
1569
↑関西風の桜もち

ひなあられ

ひな人形に供えるあられ。米を原料とする和菓子です。着色や味付けがされています。地域によって製法や味付け、形が異なるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
1571

菱もち

桃、白、緑の3色が重なる、菱形のおもち。この3色には意味があり、桃は桃の花、白は雪、緑は若葉を表現。春の情景を想起させる色になっています。長寿や健康の願いが込められているそうです。 1573

おいしい健康のちらし寿司レシピ

今回は定番のちらし寿司から、健康的にアレンジしたちらし寿司まで紹介します。色も華やかで春らしく、目にも楽しい食卓になるはずです。

ちらし寿司
料理研究家・ワタナベマキさんに教えていただいたちらし寿司レシピ。具材は一つ一つていねいに作ることで、合わさったとき格別なおいしさに
えびのせちらし寿司
麦ご飯にすることで食物繊維がアップ。れんこんやこんにゃくなど食べごたえのある具材を入れることで、ご飯少なめでも満足できる一品
生ハムとアボカドの洋風ちらし寿司
とても手軽に作れる、変わり種のちらし寿司。生ハムの桃色、アボカドの緑色、すし飯の白色、卵の黄色が鮮やか。すし酢にレモン汁を加えることで爽やかさがアップ

「読む、えいよう」をもっと読みたい

あわせて読みたい
「いちご」は糖分控えめでビタミンCたっぷり!
意外と多い、お菓子の「あぶら」

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士