長鎖脂肪酸代謝異常症の補食|管理栄養士が選ぶ市販品&レシピ【6歳以上向け】
公開: 2026年9月17日
監修:
おいしい健康管理栄養士
「あと少しエネルギーを補いたいけれど、何を選べばいいの?」「脂質が気になって選びにくい」と、迷うことはありませんか。
この記事では、長鎖脂肪酸代謝異常症のある6歳以上の方とそのご家族へ。脂質を控えながら、しっかりエネルギーを補える食品の選び方のポイントをまとめました。
さらに、毎日の食事に取り入れやすい市販食品やレシピを、100kcal・200kcalの目安つきでご紹介します。
※この記事は6歳以上向けです。
長鎖脂肪酸代謝異常症の食事で、補食が大切な理由
長鎖脂肪酸代謝異常症では、脂質(長鎖脂肪酸)からエネルギーを作り出しにくいため、空腹時などにエネルギーが不足しやすくなります。そのため、その日の食事でエネルギーが足りなかったときは、補食でエネルギーを補えると安心です。また、人によっては、食事の合間や寝る前に補食をとり、エネルギーを補うことがすすめられます。
補食を選ぶときのポイント
1. 炭水化物が多く、脂質の少ない食品を選ぶ
ごはんやいも類、果物のほか、ようかんやまんじゅうなどの和菓子は、脂質が少なく、エネルギーを補いやすい食品です。
2. たんぱく質も補いたいときは低脂肪食品を味方に
補食は不足しがちなエネルギーや栄養素を補うことが目的です。たんぱく質が足りていないと感じるときは、脂質の少ないたんぱく質を選ぶと◎。低脂肪・無脂肪の乳製品や、脂身の少ない肉・魚などがおすすめです。
3. 甘いものだけに偏らないように
和菓子やジュースなどは脂質が少なく、手軽にエネルギーを補いやすい食品ですが、砂糖が多く使われています。甘いものばかりに偏らないよう、ごはんやいも類なども組み合わせてバランスよくエネルギーが補えるようにするのもポイントです。
4. 栄養成分表示でエネルギー・脂質をチェックする
市販品は商品によってエネルギーや脂質の量が異なります。選ぶときに栄養成分表示を確認すると、量を把握しやすくなります。
ここからは、補食の量をイメージしやすいよう、100kcal程度と200kcal程度の食品と管理栄養士がおすすめするレシピを紹介します。
100kcal程度の補食の例
市販の食品

その他、こんなものもあります
● 水ようかん 1個(60g) 101kcal・脂質0.1g
● オレンジゼリー 1個(95g) 76kcal・脂質0.1g
● みたらし団子 小1本(52g) 107kcal・脂質0.2g
● フランスパン 4cmカット1切れ(35g) 101kcal・脂質0.5g
● 低脂肪牛乳 コップ1杯(200ml) 88kcal・脂質2.1g (たんぱく質も補給したい時におすすめです)
※栄養価は全て参考値です。商品によってエネルギー、脂質量などが異なりますので、栄養成分表示をご確認ください。
管理栄養士おすすめレシピ
200kcal程度の補食の例
市販の食品

※栄養価は全て参考値です。商品によってエネルギー、脂質量などが異なりますので、栄養成分表示をご確認ください。
管理栄養士おすすめレシピ
体調がすぐれないときは
発熱やおう吐、食欲不振などで食事が十分にとれないときは、エネルギー不足につながる可能性があります。自己判断で様子を見ず、早めに医師へ相談してください。
おわりに
その日の気分や体調に合わせて、無理なく続けられる補食を見つけてみてください。ふだん食べ慣れている食品の中から、脂質の少ない食品をいくつか知っておくと、必要なときにもあわてず取り入れられますよ。
※ご紹介している食品や料理はあくまで参考です。個々の体質や健康状態により異なるため、摂取については必ず医師にご相談ください。
※本記事に掲載しているエネルギー・脂質は、上記をもとに算出した参考値です。市販品は各メーカーの栄養成分表示によります。商品や調理方法によって異なるため、購入時に栄養成分表示をご確認ください。
参考
・文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
・女子栄養大学出版部 エネルギー早わかり 第5版





