読む、えいよう

【月刊おいしい健康】8月号 「料理する」と、どんな良いことがあるのでしょうか?

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コンビニに寄れば、なんとなく食べたいものが見つかる。ファミレスやチェーン店に行けば、安くておいしいものが食べられる。それに比べたら、自炊は面倒くさくて、時間も取られてしまうものです。なかなか自分で料理をする気持ちになれないし、料理に使う時間があるなら、別のことをしたいという気持ち、とてもよくわかります。また、自分で料理をしてみたことはあるけれど、続かなかったという人もいるかもしれませんね。

とはいえ、外食が続くと塩分や油の摂りすぎが気になったり、健康診断で食生活に注意してくださいと言われたり……。心のどこかで、自炊をした方が良いだろうとわかっているものの、具体的にどんな良いことがあるのか、思い描けていないのではないでしょうか。

そこで、おいしい健康の管理栄養士が、改めて考えてみました。 「月刊おいしい健康8月号」 のテーマはズバリ「料理ってどんな良いことがあるの?」。料理すると感じられる、うれしいことをまとめた特集です。

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1 体も心も満たされる

目の前に、自分で作った料理があるところを想像してみてください。きっと、達成感が感じられるはずです。ただ、レタスをちぎるだけでもいい。ご飯を炊くだけでも十分。キッチンに立って実行するだけで立派な自炊です。料理をして食べればお腹も満たされ、少しずつできることが増えていけば心も満たされていきます。

たとえば油淋鶏

外食で聞いたことのあるメニューだけれど、自宅で作れるか不安かもしれません。でも、これは、フライパンで焼くだけでOKなレシピ。揚げなくても良いなら、ちょっとハードルが下がりませんか? ちょっと難しいかもしれないと思っていた料理でも、やってみると意外とできることがあります。たとえ失敗しても、次にまたやってみれば良いのです。

2 人気者になれる

1に書いたように、料理では自分を満たすことができれば、さらには他人を喜ばせることもできます。自分が作ったものを「おいしい」と食べてくれる様子を見ればうれしいですし、投稿した写真にコメントがもらえれば、やる気も出るはずです。

たとえばサラダポーク

コンビニで人気のサラダチキンを豚肉で作ったメニューです。いつものサラダがボリュームアップするうえに、電子レンジでできるので、失敗しにくいのもメリットです。大きめの豚肉で作り、彩りのいい野菜と合わせて大皿に盛れば、おもてなしとしても◎。レンジで作っている間に、他の料理の準備もできるので手際よく進められます。

3 一番好きな味を食べられる

自分で料理をするということは、つまりは好きな味をずっと食べられるということ。まずは、好みのレシピを見つけるところから始めてみましょう。同じメニューを作り続けてマスターしてもいいですし、別のレシピを好みの味にアレンジしてみても。

たとえばカレー

今回はなすとひき肉をメインにしていますが、パプリカやにんじんを加えれば甘みが増し、かぼちゃやじゃがいもを加えるとよりボリュームアップできます。ひき肉の代わりに牛や豚のこま切れ肉にすると、また違った風味に。

4 食費が節約できる

外食が続くと、どうしてもお財布が寂しくなることも。とはいえ、食べないわけにはいかないし、食べるならおいしいものを口にしたい。自炊なら、安価な食材を組み合わせれば節約できて、自分の好きな味を食べられます。コスパの良い卵やきのこのほか、旬の食材は安いうえに味も濃くておいしいのでおすすめです。

たとえば玉子のあんかけ丼

長ねぎと、たっぷりのえのきを卵でとじただけの簡単丼。天かすを加え、さらにあんかけにしているのでコクがあってごはんがすすむ味つけです。この丼、だいたい1人分150円でできる(編集部調べ)ので、お給料日前にはありがたいレシピですよ。

5 サバイバル力がアップする

ときには、外食に頼れないこともあります。仕事が忙しくて帰宅が遅くなったり、災害時で外に出られなかったり。昨今では外出自粛という事態もありました。家にあるもので何か一品でも作れれば、心も体もホッとするもの。料理は、サバイバル力アップにひと役かってくれますし、キャンプなどのアウトドア料理にも役立ちます。

たとえば豆腐とさば缶のスタミナ煮

缶詰は保存がきくので、常備しておくととても便利。特にさば缶は栄養価も高く、食べごたえもあるのでおすすめです。今回は、豆腐と合わせてボリュームアップ。さらに、にらやにんにくと一緒に煮ると、栄養たっぷりなうえに、さば缶独特のくさみも気にならなくなります。豆腐がなければさば缶だけでも良いですし、小松菜や豆苗など、その時手に入る青菜と組み合わせても。アレンジするほどに、サバイバル力がアップするはずです。

料理すると感じられるうれしいポイントをまとめましたが、もちろん、これ以外にもあなたならではのメリットがあるかもしれません。
食費を節約したい。誰かにほめられたい。好きな味を食べたい。
どれかひとつでもいいので、実現したいことを思い描いてみましょう。料理がきっと叶えてくれます。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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