塩味の感じ方は温度で変わる!?知って得する塩の豆知識
公開日: 2016年6月8日
塩味は温度で味がかわる!?
塩味の感じ方は、実は料理の温度でも変化します。高温では塩味は弱く、温度が下がると強く感じるようになるのです。例えば冷製スープの味付けを熱い状態で行うと、冷やして食べるときには塩辛く感じます。このような塩の性質を知ることで、余分な塩を使わずに料理を仕上げることができるようになります。今回は塩を効果的に使う基本のレシピから意外な活用法まで、詳しくご紹介します。
塩の計量
はじめに、塩の「少々」や「ひとつかみ」がどのくらいの量を指すのか、ご存知ですか?どんな料理をする時にも役立つ、計量例をご紹介します。
- 少々:親指と人差し指で軽くつまんだ量。小さじ1/10~1/8
- ひとつまみ:親指と人差し指と中指の3本でつまんだ量。小さじ1/5~1/4
- ひとつかみ:親指以外の指を曲げ、手のひらとの間に握り込む量。約大さじ2
※小さじ1=6g、大さじ1=18g
基本の「塩焼き」
ここでは塩を使った基本の料理「塩焼き」を作る際に重要な、塩の振り方のコツをチェックしてみましょう!
魚の塩焼き
青魚や脂の多い魚は、「尺塩」で下ごしらえ。尺塩とは、30cmくらい上から塩を均一に振ることです。塩を振ってしばらく置き、生臭みと余分な水分を取り除きます。
さらに、焼く直前にあらためて塩を振ります。一般的に、白身の魚は焼く直前のみに塩を振れば大丈夫です♪
肉のソテーやグリルなど
肉は、焼く直前に塩を振ります。時間がたつと肉が固くなり、旨みも外に出てしまうからです。肉に塩を振るのは、味付けだけでなく肉汁を逃さない効果もあり◎。
おすすめレシピ3選
塩の意外な使い方
ほんの少しの塩は甘みをアップする!
塩の摂り過ぎは禁物ですが、少量の塩はむしろ甘みを強調できる場合があります。砂糖を控えられる場合もあるため、コツを抑えて上手に使いましょう!お汁粉、羊羹、甘酒、アイスクリームなどにオススメ。
塩とハーブやスパイスを混ぜて「フレーバーソルト」に!
塩にお好みのドライハーブやこしょう、カレー粉、ガーリックパウダーなどを混ぜて使うと、シンプルな料理も一気に本格派に変身。さらに、減塩効果もアップします。肉や魚のソテー、ゆでたまご、サラダ、串揚げ、ピラフなどにオススメ!
おすすめレシピ3選
塩の保存の方法
塩は腐らないため、賞味期限がありません。しかし、温度や湿度の影響で固まったり、臭いを吸着しやすい性質があるため保存には注意が必要です。 おうちでの保存は、密封性の高い容器に入れて冷暗所に置くのが◎。洗剤や香料などの近くに置かないように注意しましょう。また、食卓塩などの固まりを防ぐには、炒った米を混ぜておくのが効果的です。塩が固まってしまったときは、電子レンジに数秒かけるか、フライパンで炒るとサラッと元通りになります。
塩を使ったいろいろなレシピ、ぜひおうちでお試しください♪