「1週間あんしん献立だより」4月のおすすめ献立 part2
公開日: 2022年4月22日
暖かく気持ちのよい春の日差しとともに、花粉症に悩まされる日々も…。
そんな季節に備えて、発酵食品を使った献立はいかがですか?
発酵食品を上手にとるには、毎日の食事にコツコツと取り入れていくことが大切です。
日本の伝統的なみそや納豆、酢、かつお節、塩麹。さらにキムチやヨーグルトなどの発酵食品を使い、うまく取り入れられるように工夫した献立をご紹介します。
おいしい健康の1週間あんしん献立では、筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病患者さん向けの1週間分の夕食を提案しています。
1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせた献立を、月替りでお届けします。
糖尿病ではない方にも“健康的な食事”として、楽しんでいただける内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
4月の1週間献立
テーマ/毎日コツコツ発酵習慣を補う献立
土曜日 塩麹でうま味引き立つ トマト麻婆豆腐献立
日曜日 ヨーグルトソースでいただくかじきの献立
月曜日 酢でさっぱり 酢こしょう炒めが主役の献立
火曜日 かつお節香る 和風パスタがメインの献立
水曜日 みそが染み渡る さわらのホイル蒸し献立
木曜日 たっぷりきのこを使った豚キムチ献立
金曜日 納豆がほくほく やわらか豆腐グラタン献立
今回のピックアップ献立
今回ご紹介するのは、日曜日のヨーグルトソースでいただくかじきの献立です。
発酵食品のヨーグルトを使った、かじきのトマトヨーグルトソースがけがメインの献立です。
ヨーグルトには発酵によって作られるビフィズス菌が含まれます。ビフィズス菌は食物繊維と一緒に摂ることで効率的に摂取できるため、ソースには食物繊維を含むエリンギを合わせました。
副菜にはスパイシーなにんじんのカレー焼き、汁物には冷凍えだまめを使って簡単に作れるスープを合わせました。
主菜●かじきのトマトヨーグルトソースがけ
こんがりと焼いたかじきに、ヨーグルトの酸味とケチャップの甘味が相性の良い、食べるエリンギソースを合わせました。
かじきとソースがよく絡み、ごはんやパンともよく合います。
かじきが手に入らない場合は、たらやさわらなどの白身魚でもおいしくいただけますよ。
ぜひ、お試しください。
副菜●にんじんのカレー焼き
にんじんは焼き色がつくまでじっくり焼くことで甘味がアップします。
にんじんの甘さとカレー粉のスパイシーさの相性が抜群です。
パリッとした食感も楽しめますよ。
汁物●えだまめと玉ねぎのスープ
調理しやすい冷凍のえだまめと玉ねぎを煮て、簡単につくれるスープです。
ポイントは、玉ねぎは繊維を断つように薄く切ること。
煮込み時間の短縮になり、短時間でも充分に甘味が出ます。
えだまめと玉ねぎに顆粒コンソメを加えて、中火で7分ほど煮込んだら出来上がりです。
この季節なら、より甘みが増す新玉ねぎを使っていただくのもおすすめです。
新玉ねぎを使う場合は、5分ほどの煮込みで仕上がります。
もっと詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。
筑波大学附属病院監修 糖尿病患者さんのための1週間あんしん献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。