朝ごはんは元気の素
公開日: 2024年5月14日
寒暖差や気圧の変化を感じやすい5月から6月は、誰もが疲れやすい季節と言われています。だからこそ、できるだけ疲れにくい身体を、日々の食事で備えておくことが大切です。
しかし、忙しい毎日を送っていると、朝食を作ったり、食べたりする時間がない方も少なくないかもしれません。平成29年度「国民健康・栄養調査」によると、朝食の欠食率は男性は15.0%、女性は10.2%となっています。
朝食は1日をスタートする大切なスイッチです。特にたんぱく質を含む朝食をとることで、1日をエネルギッシュにスタートできます。
そこで今回は、みなさんにぜひおすすめしたい、忙しい朝でも5〜10分ほどで作れて、たんぱく質が補える朝ごはんレシピを料理研究家の今泉久美さんに教えていただきました。仕事やプライベートで忙しく、朝食をとる時間がない方はもちろん、普段から朝食をとられている方にも、たんぱく質をしっかり補えるメニューとして活用いただけます。
朝ごはん用に揃えておくと役立つ食材
これらの食材を常備しておくことで、毎日の朝食準備がぐっと楽になります。
卵:ビタミン、ミネラルも多く含む卵はゆで卵や目玉焼き、スクランブルエッグにしたりと、手軽に調理できるのでおすすめです。
ヨーグルト:たんぱく質、カルシウムが多く、腸内環境を整える効果も期待できます。果物も合わせるとさらにビタミン、ミネラルも一緒に補えますよ。
鮭フレーク・魚の缶詰:DHAやEPAなどの良質な脂質も手軽にとれます。ご飯にかけたり、サラダにトッピングするだけで手軽に食べられますよ。
冷凍ご飯:朝にご飯を炊かなくて済みます。
牛乳・豆乳:どうしても時間がない時は飲むだけでも十分です。
どうしても朝は時間がないという方に、冷凍ストックしておけるたんぱく質おにぎりレシピもご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
納豆と鮭フレークの丼
納豆と鮭フレークでたんぱく質が補える丼。シンプルで手軽に作れます。野菜はきゅうりの代わりに、貝割れ菜やトマトなど好きな野菜を合わせてもOK。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「納豆と鮭フレークの丼」
とろ〜り卵のパンサラダ
とろ〜り卵が絶妙に絡むパンサラダです。野菜はコンビニやスーパーで手に入るカットされたものを使えば手軽に済みます。お好きな野菜でどうぞ。ドレッシングはヨーグルトをベースに。ヘルシーでたんぱく質を多く含み、朝食にピッタリです。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「とろ〜り卵のパンサラダ」
さば缶ともやしの卵雑炊
栄養豊富で体を温めてくれる一品です。さばのうま味と卵が絡み合い、優しい味わいが楽しめます。手軽に準備できるため、忙しい朝や夜遅い帰宅時でも短時間で美味しく食べられますよ。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「さば缶ともやしの卵雑炊」
新玉ねぎとツナのミルクカレースープ
新玉ねぎの甘味とツナのうま味が溶け込んだスープ。クリーミーながらスパイシーで満足感のある一品です。心も体も温まります。
パンと合わせるのもおすすめです。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「新玉ねぎとツナのミルクカレースープ」
揚げと春野菜のみそ汁
新玉ねぎにスナップエンドウ、春野菜がたっぷり入ったみそ汁です。旬の素材を活かした、体に優しい一品。簡単で栄養満点、春の食卓にぴったりです。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「厚揚げと春野菜のみそ汁」
◎ここからは、どうしても朝は時間がないという方へ、たんぱく質が補えて、冷凍ストックしておけるおにぎりをご紹介します。作り置きしておけば、忙しい朝にもレンジで温めるだけで、手軽に美味しく食べられます。
しらすチーズおにぎり
しらすのうま味とチーズのコクがマッチしたおにぎり。電子レンジ加熱するとチーズがとろっと溶けてよりおいしさが増します。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「しらすチーズおにぎり」
甘辛そぼろのおにぎり
甘辛いそぼろと紅生姜のアクセント、香り豊かな小ねぎが組み合わさり、ごはんとの相性も抜群です。
作り方と栄養価の詳細はこちらから→「甘辛そぼろのおにぎり」
朝に作ってみたいレシピは見つかりましたか?どれもシンプルな作り方で時間のない朝でも挑戦できそうなレシピばかりでしたね。朝食を工夫することで、毎日の生活がより充実したものになるはずです。ぜひ試してみてください。
今泉久美さん
料理研究家・栄養士。女子栄養大学栄養クリニック特別講師。ピンクリボンアドバイザー中級。近著に「豆を食べる習慣が体を守る」、「腸活とフレイル予防に味噌汁」、「いくつになっても骨は育つ」(ともに文化出版局)、「女子栄養大学栄養クリニックの糖尿病バランスレシピ」(西東社)など。