クルミの種類と調理のポイント

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クルミのなるほど

入手しやすい外国産 通販などでは国産クルミも手に入る

日本では縄文時代から原生種のオニグルミやヒメグルミが食べられていた。そこに、ペルシャで栽培されていたクルミが東回り、西回りでそれぞれ伝わり、自然交雑や優良品種の選抜などが行われて、現在に至る。
原生種は殻が硬くて実が小さく栽培例は少ない。そのため、流通しているのは主に米国などで栽培された外国産のペルシャグルミやそれから派生した品種や系統だ。通販などでは長野県で栽培されているシナノグルミも手に入る。大ぶりで手で割れるほど殻が薄く、風味がよい高級品だ。

クルミ

原産は古代ペルシャ。水や栄養が少ない土地で生き延びるために、多くの栄養を蓄えるようになったといわれる。日本でも貴重な栄養源として縄文時代から食べられていた。現在、市販されているクルミの多くは米国カリフォルニアで栽培されたもの。