夜キウイで腸も肌もぴっかぴか!

抗酸化作用の強いビタミンCを多く含み、食物繊維も豊富なフルーツであるキウイ。食べ方のコツを覚えて、腸も肌もぴっかぴかを目指そう!

1日2個でお通じ改善!

腸は、皮膚と同様に体の“表面”を覆って“外界”から体を守っている臓器。そのため、大腸の表面では皮膚のように粘膜の上皮細胞が常に入れ替わって新陳代謝している。

順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、「大腸の上皮細胞は1日〜数日で入れ替わり、便として排出される。ただ、腸内環境が悪いと便が滞留して排出されない。腸内環境を改善して便を形成する食物繊維の摂取が、腸をきれいな状態に保つために大切」という。腸がきれいなら、肌に悪い影響を及ぼす物質の影響が出にくい。

いわゆる善玉菌のエサとなり腸内環境を改善するのは、水溶性の食物繊維で、便のカサを増すのが不溶性。この2つが豊富な食材の代表がリンゴ。ただ、リンゴは秋が旬のため、4月〜9月には価格も上がり、入手しにくくなる。

そこでお薦めなのが、キウイフルーツ。キウイは1個に食物繊維を約2.2g。うち不溶性を1.6g、水溶性は0.6g含む。さらに、紫外線量が増える季節にとりたい、肌を守るために働くビタミンCも豊富に含む。

そんなキウイは、1日2個、夜に食べるのがベスト。「腸がよく働くのは夜。キウイの摂取で腸内環境が整えば、自律神経のバランスが整い、腸への血流もアップし、腸が働きやすくなる」(小林教授)。