第1回:料理を美味しくみせる盛りつけの技
食事は『目』で味わう
“美味しい”を感じるには、「味覚」はもちろんのこと、「視覚」と「嗅覚」が関わります。その中でも視覚の影響は特に大きく、その料理の美味しさを左右するといっても過言ではありません。
例えば、塩分の調整をし、味が控えめな食事でも、盛りつけ方や、色味、器などを上手に使えば、料理の美味しさを格段に高めることができるのです。
見た目に“美味しそう”と感じる料理は、食欲が沸き、心の豊さにもつながります。
「美味しい」を演出する3つのポイント
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色味
料理を美味しそうにみせるポイントの1つ目は、色味。
料理の添えや、トッピングに赤・緑・黄色を使うと、鮮やかさがプラスされ、
料理の美味しさを引き立てます。 -
盛りの高さ
2つ目は、盛りの高さです。
料理や器に合わせて「盛りの高さ」を変えると料理のバランスが整い、美しい印象になります。炒めものや和えもの、パスタなどの盛りつけの際に料理を山高く盛りつけることを意識すると美味しそうな見た目に。 -
盛りつけの量
3つ目は盛りつけの量です。盛りつけの量で料理の印象は変わります。
お皿の中心に料理を盛り、お皿の余白をみせることで、レストランのような上品なイメージに。大勢集まるパーティーや料理を豪華にみせたい時は、お皿いっぱいに料理を盛りつけると賑やかで楽しげな印象になります。また、小鉢などは、器に対して6〜7分目の量を盛りつけると、最も美しそうに見えます。洋のプレートなどフチのあるものは、料理がフチからはみ出さないように盛りつけることがポイントです。
器は料理の着物なり!
さらに、料理を美味しくみせるために欠かせないもの。それは器です。
芸術家で、美食家としても名高い北大路魯山人は「器は料理の着物なり」という有名な言葉を残しています。いい器や、料理にマッチした器を使うと料理が美味しく見えるものです。料理が生き生きとし、食事をする人の気分もよくなるものです。
料理に適したサイズ、質感や色、模様の食器を上手に使って、料理をより美味しそうに演出しましょう!
また、湯気やツヤ感(しずる感)は、できたての料理を想像させるため、美味しさの演出には欠かせません。時間を置かなくてはいけない場合も、お料理がパサパサとしないよう、なるべく乾燥を防きましょう。
ちょっとした心遣いが、お料理を何倍にも美味しくみせ、食べる人たちを幸せな気持ちにできるのです。
