【管理栄養士監修】秋といえば「さんま」!基本のおいしい焼き方
公開日:
2016年2月19日
最終更新日:
2022年10月14日
秋といえば、さんま
秋の魚といえば、さんまを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
最近では、日本各地で「さんま祭り」も行われています。
今回はさんまの栄養価、おいしい焼き方や、さんまを使ったレシピ、旬、保存方法をご紹介します。
さんまにはEPA、DHAが含まれます
さんまを食べると、健康によいとされる栄養素のEPAやDHAがとれます。強い骨の維持の助けをするビタミンDも含まれるので、成長期の子どもには欠かせない食材としておすすめです。
またさんまには、そのほかにも体によい栄養が含まれているので、「食べた人は元気になり、按摩(医者)に行かなくなるほどだった」といわれています。
さんまは、ほかの魚とは異なり消化器官に胃がなく、食道と腸がつながっています。消化が早く不純物が残りにくいため、内臓は傷みにくく、おいしく食べられます。
ただし、鮮度が命なので食べる際にはご注意を。
選び方のポイント
おいしいさんまの選び方のポイントをご紹介します。頭から背中にかけて盛り上がり、太っていて厚みのあるものには脂が多くのっています。
さんまだけでなく魚全般でいえることですが、魚は内臓から鮮度が落ちていきます。そのため、新鮮でおいしいさんまの選び方としては、お腹が張っていて硬いものを選ぶのがポイントです。
また、黒目の周りが透明ですんでおり、背の青色が黒々と光っていて、腹部が銀色に輝いているものもおすすめ。スーパーでパック売りされているさんまを選ぶ際には、ドリップが出ていないものを選びましょう。
調理のポイント
「さんまの塩焼き」といえば、秋になると一度は食べたくなるレシピ。すりおろし大根を添えて、温かいごはんと一緒に食べたいですね。
ここでは、基本のさんまの焼き方をご紹介します。
※水けを切った後、骨に沿って横一文字に切り込みを入れておくと、火の通りがよくなり食べやすくなります。
- グリル(中火)で8分ほど焼く。フライパンの場合は、弱火で動かさずにじっくり焼き、さんまの脂が出てきたら中火にして、こんがりと焼く。
- 裏返して片面も同様に焼く。
さんまは塩焼きのイメージがとても強いのですが、鮮度のよいさんまは、刺身にすると焼き物とはまったく別のおいしさが楽しめます。また刺身で食べるほうが、脂に含まれるDHAやEPAが失われず、効率よく栄養をとることができます。
煮魚にする際は、内蔵もおいしいので、ぜひとらずに調理してみてください。しょうがや山椒の香りを効かせるとよいアクセントになりますよ。
旬と保存の方法
さんまの旬は夏から秋。産卵のために北太平洋から日本の沿岸に寄ってくる10月頃は、最も脂がのっており、栄養たっぷりでおいしいのでおすすめです。
さんまを冷凍保存する場合は、頭と内蔵をとったら両面に塩を振り、ペーパータオルなどで水けをしっかり取り除きます。空気が入らないようにラップで包み、冷凍用保存袋に入れます。
数週間保存できますが、基本は数日で食べきりましょう。おいしく解凍するには、自然解凍がおすすめです。
管理栄養士おすすめ!さんまレシピ3選
さんまの栄養価
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