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ダイエット中のおやつのヘルシーな食べ方【前編】

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前編の記事のポイント

・3ヶ月で2kg痩せるには、食事で1日あたり160kcal減らそう
・自分のおやつの食べ方の傾向をふりかえり、頻度や量を見直そう
・おやつの時間帯や食後の活動で消費しやすくする方法も

体脂肪を1kg落とすためには約7200kcalのエネルギー消費が必要です。そこで3ヶ月で-2kgを目標に、おやつの食べ方をご紹介します。
おやつは無節操に食べていると太る原因に。まずは1日のおやつの回数を把握し、減らすことやエネルギー量(カロリー)の少ないものに変えるなどの調整が大切です。

3ヶ月で-2kgには-160kcal/日。おやつの食べ方でできること

【例えばこんな方法で】
□ クッキー6枚を3枚に減らす(約-150kcal)
□ ミルクチョコ1枚をみたらし団子1本にする(約-160kcal)
□ ショートケーキをシュークリームにする(約-160kcal)
□ ジンジャーエールを無糖のお茶にする (約-180kcal)
□ 夕食後にアイスを食べない(約-200kcal)

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ダイエット中におやつをヘルシーに食べるコツ

・今より食べる回数・量を減らす
・エネルギー量の少ないものを選ぶ
・食べたい場合は午後3時頃にする

おやつを毎日食べる、1日に何回も食べてしまう方は、自分のおやつの食べ方をふりかえり、回数や量を減らせるかを考えます。食べる時間帯の見直しも有効です。

どんなときにおやつを食べているかを確認しよう

下の項目であてはまることがあれば、やめる、回数や量を減らす、内容を変えるなど、できることからトライ!

【おやつを食べているのはどんなとき?】
□ 食事がとれないとき
□ 小腹がすいたとき
□ 運動や日常生活で、体を動かしたとき
□ おつき合いの時(お茶会や友人との食事など)
□ スマートフォンやテレビ、映画などを見ているとき
□ 集中力を高めたいとき
□ イライラ、不安、疲れを感じたとき
□ 特定の食べものや味が無性に食べたくなるとき
□ 無意識に食べていることがある
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ただし、すべて我慢するとその反動によるリバウンドの原因になるので、食べたいときは、エネルギー量の少ないおやつ後編を参照)にする方法もあります。

おやつを食べるなら3時頃に。活動時間に食べてエネルギー消費

午後2〜3時頃は、脂肪を蓄積する働きのあるBMAL1(ビーマルワン)という物質が少ない時間帯といわれています(*1)。
逆に夕食後のおやつは、肥満の原因に。夕食後の間食をやめたことで体重が減少したという報告もあります。

【食べたら動いてエネルギー収支を調整】

おやつを食べたら歩く、運動や家事をするなどでエネルギー消費!
100kcal消費する時間の目安(*2):ウォーキング30分程度、ジョギング15分程度

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甘い飲みものを控えるだけでエネルギー量を大幅カット

おやつと同じぐらいのエネルギー量になるのがジュースや砂糖入りの飲みもの。無糖に変えると1回あたり約100〜200kcalのエネルギー量カットが可能です。

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ペットボトルなどの表示のエネルギー量は、100mlあたりの場合が多く、実際に摂取するエネルギー量を把握することも大切です。

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後編では、ヘルシーなおやつへの置き換えや手作りレシピをご紹介します。後編を読む→

ダイエットの食事に悩んだら、管理栄養士への個別栄養相談もご活用ください。 4031

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食事・栄養監修 おいしい健康 管理栄養士
編集 おいしい健康 編集部

参考/厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)、※1.日本栄養・食糧学会監修「時間栄養学時計遺伝子と食事のリズム」第2版(2016)、※2.エネルギー消費量を求める計算式=メッツ×時間(h)×体重(kg)を元に体重60kgの場合で算出。メッツは国立健康・栄養研究所改訂版 身体活動のメッツ(METs)表参照、文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、女子栄養大学出版部 毎日の食事のカロリーガイド第3版
※エネルギー量は2024年9月時点での参考値です。商品によって数値は異なります