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【管理栄養士監修】郷土料理を自宅で楽しみませんか?

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まもなくシルバーウィークが始まりますが、新型コロナウイルスの感染者数はなかなか少なくなりません。国内旅行に行きたくても、「旅行はまだ控えたい」「旅行に行けない」という方もいるのではないでしょうか?

そんなときは、遠く離れた地域の料理を作って、旅行気分を味わってみませんか? 北は北海道、南は沖縄の郷土料理を紹介します。

北海道の郷土料理 チャンチャン焼き

まずは、北海道の石狩地方が発祥といわれる、チャンチャン焼き。
漁師さんたちがドラム缶から鉄板を作り、釣った鮭を焼いて食べていたことから、家庭に広がったといわれています。

鮭とキャベツなどの野菜を鉄板で蒸し焼きにして、みそで味つけした料理。
「チャンチャン」という名前の由来は、「ちゃっちゃと作れる」「父ちゃんが作る」「焼くときに鉄板とヘラがあたってチャンチャンと音がする」など、諸説あります。
鮭は秋から冬にかけてが旬。旬の野菜とともに、いただきましょう。

■ホイル焼きにして作りやすく

アルミホイルで簡単 チャンチャン焼き風
鉄板で焼く本来の工程を、アルミホイルで包むホイル焼きに変えた「チャンチャン焼き」。簡単に作れるうえに、脂質をおさえられます。

新潟県の郷土料理 きりざい

新潟県の魚沼地方で食べられている郷土料理、きりざい。
「きり」は切ること、「ざい」は野菜の菜からきています。野菜をこまかく切って、納豆と混ぜ合わせた料理です。

肉や魚があまり食べられなかった時代、貴重なたんぱく源である納豆をおいしく食べるため、野菜や漬物を刻んで量を増やしていたといわれています。

■にんじんや野沢菜漬けといっしょに

きりざい納豆
にんじんと野沢菜漬けを使った「きりざい」。野菜と調味料の味が効いているので、納豆が苦手な人でも食べやすい一品です。

群馬県の郷土料理 おきりこみ

幅の広い麺を使った群馬県の郷土料理、おきりこみ。
包丁で麺に“切り込み”を入れることが、名前の由来といわれています。

おきりこみとは、幅広麺を野菜と一緒に鍋に入れ、ゆでずにそのまま煮込む料理です。決まりは、幅広麺と野菜を使うことだけ。麺の具体的な太さ、野菜の種類、味付けにはルールがないので、家庭の数だけ味の種類があります。

■具材からだしが染み出て、滋味深い味わいに

おきりこみ
幅のある平麺を、しょうゆやみそベースの汁で煮込んだ「おきりこみ」。具だくさんなので、一度にさまざまな栄養がとれます。

鹿児島県の郷土料理 鶏飯

鹿児島県の奄美地域を代表する郷土料理、鶏飯。
奄美群島が薩摩藩の支配下にあった時代、役人へのもてなしとして、当時は貴重だった鶏を使った料理を出したのが始まりだといわれています。

ほぐした鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤのみそ漬け、みかんの皮などを白いごはんの上にのせ、鶏がらスープをかけて食べます。
寒い日には体が温まり、食欲がないときにもおすすめです。

■鶏ささみを使って食べやすく

鶏ささみで作る鶏飯
鶏肉のだしがきいたスープで作る「鶏飯」。お茶漬けのように食べられるので、食欲がないときにもおすすめです。

沖縄県の郷土料理 そうめんチャンプルー

沖縄の郷土料理のひとつ、そうめんチャンプルー。手軽に作れる家庭料理として、昼食や夕食で食べられています。昔は、そうめんの買い置きがどの家にもあり、台風などで外に出歩けないときに重宝したそうです。

■オクラと炒めたひき肉を、そうめんと混ぜ合わせるだけ

冷やしそうめんチャンプルー
生のオクラと甘辛く炒めたひき肉を合わせた「そうめんチャンプルー」。うまみをプラスしたい場合は、かつお節を散らしてもOKです。

<参考>農林水産省「うちの郷土料理」

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士