読む、えいよう
疲れた夜にちょうどいい、5つのやさしいごはん
公開日: 2025年6月13日
気温も湿度も上がって、だんだんと疲れがたまりやすくなる6月。
仕事や用事で帰宅が遅くなった日、「もう作る気力がない…」そんな声もちらほら聞こえてきます。
しかし、食べずに寝ると、翌朝の不調につながることも。
かといって、重たい食事は翌朝まで響きそう…
だからこそ、少しでも体にやさしいごはんを食べたい。
そんな“夜遅ごはん”のお悩みに、料理研究家・武蔵裕子さんが応えます。
「すぐ作れる」「軽めだけど満足」「からだにやさしい」をキーワードに、疲れた夜にも、食べたあとの自分をいたわるごはんです。
3つのやさしい工夫
① 消化にやさしい食材で
卵や豆腐、やわらかく煮た野菜など、夜でも安心して食べられる食材を中心に。胃に負担をかけず、眠る前のからだをやさしく整えます。
② 温かくてほっとする味わいに
汁物や雑炊、とろみのあるあんかけなど、どれもからだが内側から落ち着くような味わいです。
③ すぐに作れて、洗い物も少なく
火の通りやすい食材を使って10〜15分で完成。小鍋や電子レンジを使ったシンプル調理で、片づけも最小限に。
5つのやさしいごはん
卵のやさしい口当たりと、とろみあんの温かさが疲れた夜にぴったり。かにかまのうま味が味の決め手です。
ハムのうま味とごま油の香りが、トマトの酸味とよく合うやさしい雑炊。軽やかなのに満足感のある味わいです。
レンジ調理でパパッと作れる肉みそごはんは、温玉をのせて満足感をアップ。夜でもしっかり食べたい日におすすめです。
牛乳のやさしいコクが効いた、スパイシーでまろやかなスープに春雨を加えた汁麺。あと味すっきりで満足感のある一品です。
豆乳のまろやかさがやさしく体にしみ渡る味わい。みそ汁でもちゃんと食べた感がある一杯です。おにぎりを添えるとさらに満足感◎
つかれた夜こそ、ほんの少しのごはんが、自分をいたわる時間になります。
がんばらなくて大丈夫。
どれか一つでも、あなたの“ちょうどいい”レシピが見つかりますように。

プロフィール
武蔵裕子さん
料理研究家。双子の息子と両親の3世代の食事を切り盛りするなかで生まれた家庭料理が大人気。手早く簡単につくれるのに、おいしくて栄養たっぷりなレシピは、家事や育児、介護、仕事などで忙しい世代の人たちから支持されている。近著は「アレンジ無限! 旨うまだれ 和・洋・中4種のタレで、味がピタッと決まる!」(宝島社)
武蔵裕子さん
料理研究家。双子の息子と両親の3世代の食事を切り盛りするなかで生まれた家庭料理が大人気。手早く簡単につくれるのに、おいしくて栄養たっぷりなレシピは、家事や育児、介護、仕事などで忙しい世代の人たちから支持されている。近著は「アレンジ無限! 旨うまだれ 和・洋・中4種のタレで、味がピタッと決まる!」(宝島社)