「三穀ご飯」で1日中太りにくくなる!
栄養充足度も抜群

大豆と大麦の食物繊維は、それぞれに持ち味がある。「大豆に多い不溶性食物繊維は胃の中で膨らむので満腹感の持続につながる。大麦に多い水溶性食物繊維は、一緒に食べたものと混ざり合い、消化吸収をゆっくりにすることで血糖値の急上昇を防ぐ」と大妻女子大学の青江誠一郎教授は説明する。

黄金比の「三穀ご飯」 炊きあがりの質量で、およそ「白米4:大豆3:大麦3」

二つの食物繊維で、食べ過ぎと内臓脂肪の蓄積につながる血糖値の急上昇を無理なく抑えられるというわけだ。また大麦には、次の食事やそのまた次の食事の血糖値も上がりにくくする「セカンドミール効果」もあるから、1日1回食べておけば、1日中太りにくくなる!

お話を伺った方
大妻女子大学家政学部食物学科教授 青江 誠一郎さん
大妻女子大学家政学部食物学科教授
青江 誠一郎 さん
千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。雪印乳業技 術研究所を経て2007年から現職。食物繊維の機能性、メタボ リックシンドロームなど研究。2014年11月開催、日本食物繊維 学会第19回学術集会の集会長を務める。