ほとんどの穀類や豆類、野菜に多いのは不溶性食物繊維。日々の食事で一定量の水溶性食物繊維をとるために大麦は欠かせない。

それぞれ100gに含まれる量。データは日本食品標準成分表2010から。
腹持ちが良く過食を防ぎ、下腹ポッコリの原因となる内臓脂肪を減らす。大麦の水溶性食物繊維「β-グルカン」には、肥満の原因となる食後の血糖値上昇を抑える作用やコレステロール値の低減作用もある。

対象はBMI25前後の男女47人(20〜50歳)。1日2回、もち性の大麦が3割の麦ご飯を食べる群と白米ご飯(それぞれ1回に150g)を食べる群に分けた。12週後、3割麦ご飯群では腹囲や内臓脂肪面積が有意に減った。
(データ:ルミナコイド研究;18,1,25-33,2014)
漢方では、水分代謝を良くする作用や、気を生み出すのに役立つ食材と位置づけられる。胃腸の機能を高め、消化吸収を良くする。