「元祖 丁子屋」十四代目が伝授。絶品!!麦とろご飯の楽しみ方

先人たちが愛し、正月にはその年の健康を祈願して食べてきた麦とろご飯。せっかくなら、伝統の味を再現したい!ということで、江戸時代から400年間、旅人たちの胃袋を麦とろご飯でいたわり、満たしてきた元祖 丁子屋の十四代目、柴山広行さんに、今に受け継がれる麦とろご飯の作り方を教わった。

とろろの味付けには醤油だけではなく魚の煮汁を加えたり、味噌汁を加えたりすることで、薄味なのにうまみが深く、やさしい味わいに仕上がる。ごちそうで塩分過多になりがちな正月のリセット食として、いかに優れているかは食べてみれば分かる。ベストな粘り具合は、下の写真を参考に試してみて!

十四代目の柴山広行さん
十四代目の柴山広行さん

とろろ汁のレシピ

94kcal
1.9g
「元祖丁子屋」とろろ汁
粘り具合のPOINT!

「麦ご飯の上にとろろが残り、下にたれ落ちてしまわないくらいの粘りがいい」
(柴山さん)

「3割麦ご飯」の炊き方

3割麦ご飯イメージ写真

白米はいつも通りにとぎ、炊飯器にセットする。白米の半分量程度の大麦と、商品パッケージに書いてある分量の水(分からなければ大麦の2倍程度)を加え、30分以上置いてから炊く。

レシピを教えてくれたのは

元祖 丁子屋(静岡市駿河区)
元祖 丁子屋(静岡市駿河区)

東海道五十三次、20番目の宿場「丸子(まりこ)宿」の茶屋として1596年(慶長元年)に創業。とろろ汁のほか、地元食材を用いた料理を提供。
問/tel:054-258-1066

日経ウーマンオンラインのヘルス&ビューティ連載コラムでは、「大麦」パワーを味方につける!を連載中。