Vol.3 「メタボ4段階理論を発見!?」
歴史的な大雪にみまわれた、関東地方。
身を切るような寒さであっても、冬はメタボな旦那にとって得意な季節だ。
なぜならヒートテックの下に、ミートテック(皮下脂肪)を重ね着しているから。
暖房の効いた部屋でアイスを頬張るのも、もはや見慣れた光景と言える。
寒さに強いとはいえ、夫の活動量は暖かい時期に比べて激減する。しかし、冬はお鍋が美味しい季節。食べる量が減ることはない。つまり、太る。
今や誰も信じてくれないけど、もともと夫はスポーツマンタイプだった。だから、食べることが大好きなのは仕方がないにせよ、体を動かすことも嫌いではないはず。けれども丸々と太ってからは、食事に気をつけようにも、運動をさせようにも、ほとんど言うことを聞いてくれない。
うちの夫は、いつからこんな感じになってしまったのだろう。5年間で20キロ太った道のりを振り返ってみると、メタボにはいくつかの「段階」があった。
-
メタボ第1段階「ちょっと太り始める」運動すればすぐ痩せるよ、と余裕しゃくしゃく。
-
メタボ第2段階「結構太り始める」単発的に運動や食事に気をつけるが、全く続かない。
-
メタボ第3段階「かなり太り始める」焦って極端なダイエット法に手を出す。当然、3日ももたない。
-
メタボ第4段階「後戻りできない感じで、太る」この現状を受け入れ、新たにぽっちゃりキャラを確立する。しかも、好評。

うちの夫は、まさしく4段階目。この後に待っているのは、恐ろしい病気だろうか。
これぞ私の発見した、「メタボ4段階理論(?)」である。
思うに、第2段階あたりが生活改善のポイントだった気がする。
この時であれば、少しの努力で大きな成果(=理想の体重)を得られたはず。
しかし第4段階に至ると、生活改善の苦しさの割に、成果のインパクトが弱い。頑張って数キロ痩せても、見た目にはほとんど変わらないので。
本当はちょっと痩せたのに、久しぶりに会う知人に「太ったねー」と言われる始末で、さすがに気の毒になる。
実体験として、「割とはっきり太り出したな」というタイミングに手を打てるかどうかが肝心。つまり、「メタボは熱いうちに打て」というのが、我が家の家訓だ。
次回につづく
この連載の記事一覧
- Vol.1:メタボ詐欺!?に遭った私・・・
- Vol.2:向き合わなきゃ、現実と!
- Vol.3:メタボ4段階理論を発見!?