くらしの栄養学

「ご飯1食の適量は何g?150gは多い?少ない?」管理栄養士に聞きました

おいしい健康の個別栄養相談には、日々さまざまな食事のお悩みが寄せられます。今回は、その中でも多くいただく質問にお答えします。今日からできることも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「ご飯は1食150gが目安」と聞きます。でも、150gでは多い、もっと食べてもいいという情報も見かけて、結局どのくらいが適量なのか迷っています。

A.ご飯の適量に、みんな共通の正解はありません。

ご飯の適量に「みんな共通の正解」がないのは、体格や活動量、年齢、食事の目的などによって、必要な量が変わるためです。

そのため、「150gでは多い」と感じる人もいれば、「150gでは足りない」と感じる人もいます。どちらが正しいということではなく、条件によって必要な量が変わる、と考えるとわかりやすいですよ。

ここから、目安の考え方をくわしく見ていきましょう。

Q.1食の目安量は、どう決めればいいですか?

A.ご飯の量は、年齢や体格、活動量、1日の食事全体などによって変わります。「何gなら誰にとっても適量」という決まった量があるわけではありません。

1日にとる食事のエネルギー量に応じて、ご飯の量の目安は、次のように考えることもできます。

  • 1日1400〜1600kcalが目安の方:1食100〜120g程度
  • 1日1800〜2000kcalが目安の方:1食150g前後
  • 1日2200〜2400kcalが目安の方:1食180〜200g程度

これは、管理栄養士が実践的な目安として示す一例です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、1日に必要なエネルギーの50〜65%を炭水化物からとることが目標とされていますが※1、実際の炭水化物はご飯だけでなく、パンや麺、いも類、果物などからもとるため、この割合がそのままご飯の量を表しているわけではありません。

ご飯150gは、茶碗に普通盛りにしたくらいの量の目安です。茶碗の大きさや盛り方によって差が出やすいので、気になるときは一度、キッチンスケールで重さを量ってみると、ふだんの量を把握しやすくなりますよ。

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150g前後は、多くの成人にとって、極端に多くも少なくもない、一般的な1食分の目安のひとつです。ただし、これを全員の基準にする必要はありません。主菜や副菜と組み合わせた食事をとりながら、体重や空腹感、食後の満足感、活動時の調子などをみて、自分に合った量を探してみましょう。

※持病があり、食事療法中の方は、量の調整について医師や管理栄養士にご相談ください。

Q.ご飯は減らしたほうがいいですか?増やしたほうがいいですか?

A.まず「ご飯だけを減らせばよい」と考えず、食事全体を見てみましょう。

ご飯を減らす前に見直したいポイント

  • 主食・主菜・副菜を組み合わせているか
  • 肉・魚・卵・大豆製品などの主菜をとれているか
  • 野菜・きのこ・海藻などの副菜をとれているか
  • 丼ものや麺類など、主食だけの食事が続いていないか

ご飯を減らしすぎると、食事全体のエネルギーが不足したり、食事の満足感が得られにくくなったりすることがあります。まずは主食・主菜・副菜を組み合わせ、バランスを整えることを意識してみましょう。

一方で、意図せず体重が減っている、食事量が少なくなっている、疲れやすいなどの場合は、ご飯だけでなく、食事全体の量や内容を見直してみましょう。気になる症状が続く場合は、医療機関に相談しましょう。

「何gにすればよいか」だけで考えず、自分の体調や食事全体を見ながら調整していきましょう。

Q.今日から何をすればいいですか?

A.まずは、次の3つから始めてみましょう。

  • いつもの茶碗にご飯を盛って、一度重さを量ってみる
  • その量を、自分の「いつもの1食分」として覚えておく
  • 空腹感や食後の満足感、体重や体調の変化をみながら、必要に応じて量を調整する

急に食事を変えなくても大丈夫です。まずは、いつも食べているご飯が何gくらいなのかを知るところから始めてみましょう。

ご飯と組み合わせたい、バランスのよい食事に役立つレシピ5品

豚肉ときのこの甘酢炒め

きのこをたっぷり使い、食物繊維が補える主菜です。酸味をきかせた味付けで、ご飯との相性もよい一品です。

豚肉と小松菜のごまみそ炒め

小松菜にはカルシウムや鉄が多く含まれます。ごまみそのコクで、ご飯が進む炒め物です。

味しみしみ 鮭となすのおろし煮

鮭にうま味を閉じ込めた、ご飯と合わせやすい魚の主菜です。

包丁いらず おかずになる豚汁

包丁いらずで作れる具だくさんの汁物です。豚肉と干ししいたけのうま味で、ご飯と合わせるだけでも食事が整います。

さば缶の梅おかかふりかけ

さば缶はたんぱく質やカルシウムを補える食材です。ご飯にかけるだけで、手軽に主菜を補えます。

おいしい健康アプリの活用法

① プロフィールに合わせてレシピを探す

体格や活動量、目的などをプロフィールに登録すると、その内容に合わせたレシピが探しやすくなります。

② 食事記録での数値確認

毎日の食事を記録すると、エネルギーや炭水化物の量を確認しながら、食生活を見直すヒントになります。

③ 個別栄養相談で、管理栄養士に直接相談できる

「自分の場合はどうなんだろう?」と思ったときは、アプリから個別栄養相談を利用できます。メールで管理栄養士に直接相談でき、どなたでも1回無料、有料会員は何度でも相談できます。

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まとめ

ご飯の適量に、誰にでも当てはまる決まった数字はありません。体格や活動量、食事全体のバランスによって、必要な量は一人ひとり違います。

150gは、一般的な1食分として考えやすい量のひとつですが、150gに合わせることが正解というわけではありません。主菜・副菜と組み合わせた食事をとり、体調や食後の満足感などをみながら、自分に合った量を見つけていきましょう。

参考

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士