使える!ヘルシー料理のコツ

「発酵調味料」を賢く活用するコツ

発酵食品は健康にいい??

「発酵食品は健康にいい」「発酵食品は身体にいい」という言葉、耳にしたことはありませんか?では、発酵食品はどのように健康にいいのでしょうか。
今回は、発酵食品の中でも特に「調味料」に注目。発酵調味料の種類やおいしい活用方法についてご紹介します!

身近な調味料も実は...!!

発酵食品といえば、「塩麴」が万能調味料として一躍ブームになりましたね。メディアにもたくさん取り上げられていたため、試しに使ってみた!という方も多いことでしょう。でも、普段から何気なく料理に使っている調味料の中にも、実は発酵食品がたくさんあったこと、知っていましたか?

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例えば、味噌やしょうゆ、酢、みりんなど。特に、地域によっていろいろな種類のある味噌は、日本の代表的な発酵調味料です。和食には欠かせないですよね。

「発酵」ってなんだろう?

発酵食品とは、微生物の力によって食べ物が分解され、元々の食材の状態が変化した食品のことをいいます。実はこの変化、「腐る」ことと全く同じですが、人間にとって有益な状態変化である場合のみ「発酵」と呼ばれます。
発酵のメリットは、味わいや香りが増し、栄養価や保存性が高まることです。例えば味噌には、たんぱく質が分解してできる旨み成分のグルタミン酸がたくさん含まれています。また、塩麴に肉や魚を漬け込むと、麴に含まれるたんぱく質やでんぷんを分解する酵素の働きにより甘みや旨みが引き出され、とても美味しくなります。これと同時に食材もやわらかくなるため、良いことづくし!ぜひ、試してみてください。

発酵調味料「味噌」を使った料理のポイント

ここでは、味噌を例に挙げて発酵調味料を料理の隠し味に使うコツをご紹介します。
味噌を加えるのは、挽肉料理や牛乳を使った料理がおすすめ。ぐっと旨みが増します。味噌小さじ1杯と塩ひとつまみ分が同じくらいの塩分なので、使用量の目安にしてみてください。

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旨みの少ない料理は物足りなさを感じ塩分を強くしがちですので、旨みの多い発酵食品を利用すると減塩効果も期待でき、ヘルシー!
ぜひ、毎日の献立に取り入れてみてください。