糖尿病の「どうしても」の時のお菓子のレシピ 2
公開日: 2020年11月14日
「糖尿病の「どうしても」の時のお菓子のレシピ 1」
では、糖尿病の方でも、基準を守れば食べられるおやつもあるという話をお伝えしました。
では、具体的にどのようなおやつがあるのでしょうか。おいしい健康の管理栄養士から、選ぶポイントとおすすめのレシピを紹介します。
材料が少なくていいものや、簡単に作ることのできるものもたくさんあるので、ぜひお試しください。
素材の味を生かして、甘さを感じるように
果物や芋類は、素材自体に甘みがあります。砂糖を使わなくても、調理の仕方で十分おいしいお菓子に仕上がります。
血糖値は、砂糖をたくさん含むお菓子では急激に上がってしまいます。しかし、果物や芋類に含まれている糖質は、砂糖に比べると血糖値の上昇がゆるやかだと言われています。さらに、食物繊維も含まれているので、食後の高血糖になりにくいおやつというわけです。
■さつまいものおいしい今こそ味わいたいレシピ。手軽に作れるのもポイントです。
■バナナの甘みが引き立つおいしさ。おからを使っているので、食物繊維も摂ることができます
■ぶどうの甘さがじんわり口に広がるゼリー。ふるふるの食感もぜひお楽しみを。
ヨーグルトをうまく使って、カロリー(エネルギー量)を抑える
水切りヨーグルトや豆腐、カッテージチーズは低脂質の素材。これらをうまく取り入れることで、カロリー(エネルギー量)を抑えたおやつを作ることができます。
■クリームチーズとギリシャヨーグルトで、コクのある絶品チーズケーキの完成です
■カッテージチーズと水切りヨーグルトを使ったケーキは、やさしい甘さがしみわたります
たんぱく質と一緒に摂って、食後の血糖値の上がり方をゆるやかに
食後の血糖値の上がり方は、たんぱく質を一緒に摂ることでゆるやかにすることができます。豆腐やおから、豆乳などを使っていると安心です。カロリー(エネルギー量)も抑えられます。
■水切りした豆腐でなめらかな口当たりに。材料も少なく手軽に作れます。
■おからを加えることで低カロリーなおやつに仕上がります
食感があるもので満足感を出す
大豆やオートミールなどは、食感があってよく噛むことで食べ応えが増します。少しの量でも、おやつを食べたという気持ちになれるので安心。食物繊維を摂ることができるのも嬉しいポイントです。
■ザクザクとした食感が楽しめる炒り大豆。食物繊維も鉄分も摂ることができます
■オートミールは食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます
■食物繊維や鉄分、カルシウムも摂ることができ、食べ応えのあるクッキーです