くらしの栄養学

乾癬と食事の関係は?日々の食生活で心がけたいポイント【管理栄養士監修】 

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肌の赤みやかさつきが気になり、日々の食事について「何を食べたらよいのだろう」「控えたほうがよい食品はあるのかな」と迷うことはありませんか。

10月29日は「世界乾癬デー」。乾癬への理解を広め、患者さんを支えるための日です。

乾癬の治療は医療機関で受けることが基本ですが、食事や体重管理など、日々の生活で心がけられることもあります。この記事では、おいしい健康の管理栄養士が、乾癬と食事の関係や、日々の食生活で意識したいポイントをご紹介します。

乾癬と食事は、どのように関係しているの?

乾癬は、免疫のはたらきが関わって起こる、慢性的な炎症性の皮膚の病気です。はっきりとした原因はひとつに決められるものではなく、体質や環境、生活習慣など、さまざまな要因が関わっていると考えられています。

乾癬の症状を食事だけで改善できるとする十分な根拠は、現時点ではありません。一方で、肥満やメタボリックシンドロームは、乾癬の症状や心血管疾患などのリスクと関連することが知られています。特定の食品に偏るのではなく、主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を心がけ、必要に応じて体重管理にも取り組みましょう。

※乾癬の治療は、医師の指導のもとで行うことが基本です。食事の工夫はあくまで治療を支えるものとして取り入れ、自己判断で治療を中断したりせず、気になることがあれば医師や管理栄養士にご相談ください。

乾癬がある方が、日々の食事で心がけたいポイント

1. 魚を食事に取り入れる

さば、あじ、いわしなどの青背魚や、鮭などの魚には、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が含まれています。これらは健康の維持に役立つ脂肪酸です。乾癬への効果についてはまだ十分に明らかになっていませんが、魚を日々の食事に取り入れることは、栄養バランスを整えるうえでもおすすめです。難しく考えず、「今週は魚の主菜を1品増やしてみる」くらいの気持ちで始めてみましょう。

2. 野菜やきのこ、海藻を組み合わせて食べる

野菜やきのこ、海藻には、ビタミンや食物繊維などが含まれています。特定の食材に偏らず、さまざまな食品を組み合わせて食べることが、食事全体のバランスを整える基本になります。毎食、お皿の中に彩りを意識して野菜を1品加えてみるのもおすすめです。

3. 体重が気になる場合は、無理のない範囲で見直す

肥満がある場合は、医師や管理栄養士に相談しながら、無理のない体重管理を心がけましょう。体重を減らす必要がない方は、急なダイエットをする必要はなく、体重の維持とバランスのよい食事を意識することが大切です。

4. 飲酒量が多い場合は見直す

飲酒量が多い場合は、乾癬の症状や全身の健康への影響も考慮し、量や頻度を見直してみましょう。治療中の飲酒について気になることがあれば、医師に相談してください。

5. 全身の健康を守るために、食塩のとりすぎにも注意する

食塩のとりすぎは血圧に影響し、生活習慣病全体のリスクにつながります。これは乾癬の症状そのものを防ぐためというより、乾癬と併存しやすい高血圧や心血管疾患のリスクに備えるための工夫です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食塩相当量の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。しょうゆやみそを「かける」から「つける」に変える、だしのうま味を活用するなど、無理のない範囲で意識してみましょう。

魚や野菜を取り入れやすいレシピ5品

乾癬の症状を改善する特別なレシピというわけではありませんが、魚や野菜を日々の食事に取り入れやすい5品をご紹介します。

鮭と香味野菜のレンジ蒸し

鮭にはDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が含まれています。香味野菜と一緒に、レンジで手軽に作れる一品です。

いわしのペペロンチーノ

青背魚のいわしとオリーブオイルを使ったパスタです。魚を手軽に食卓に取り入れたいときにおすすめです。

ぶりと水菜のはりはり鍋

ぶりと水菜などの野菜を一緒に楽しめる鍋料理です。体を温めたい季節にもぴったり。

鶏肉と彩り野菜の甘酢炒め

彩り豊かな野菜と鶏肉を組み合わせた炒めもの。お弁当のおかずにも。

白菜とにんじんのあっさり塩麹浅漬け

白菜とにんじんを塩麹であえた浅漬けは、箸休めにおすすめです。

おいしい健康アプリは、乾癬がある方の食事にも対応しています。毎日のレシピ探しや食事の記録に、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

乾癬の治療では、医師の指導のもとで適切な治療を続けることが基本です。食事だけで症状を改善できるとは限りませんが、魚や野菜を取り入れたバランスのよい食事や、必要に応じた体重管理は、全身の健康を保つうえでも大切です。

できることから無理なく取り入れ、症状や食事について気になることがあれば、ひとりで抱え込まず、医師や管理栄養士に相談してみてください。

※本記事は一般的な食生活の工夫を紹介するものです。治療方針や症状については、必ず医師や管理栄養士にご相談ください。

参考

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 乾癬 Q12 日常生活上の注意は何ですか?」

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士