くらしの栄養学

短腸症候群(SBS)患者さんでもごちそうが食べられる。おなかにやさしいレシピ3品

短腸症候群は砂糖やシュウ酸をはじめ、食事に制限が多い疾患です。「これ食べても大丈夫かな」と迷いながら食べるのは、もったいない。腸への負担に配慮しながら、おいしさをあきらめないレシピを3つご紹介します。

短腸症候群の食事についてもっと知りたい場合はこちら→ https://oishi-kenko.com/articles/sbs-meal

1. 我が家のごはん/ホクホク肉じゃが

だし香る、やさしいコクと甘み。家族みんなで囲みたい定番の一皿。
調理時間 約30分 / おなかにやさしい度 ★★★

肉じゃがは、多くの人が「食べたい」と思いながらも、脂質や甘みの調整が難しくて諦めがちな料理のひとつ。でも、だし汁をしっかり使って砂糖の代わりに低カロリー甘味料※1を活用すれば、腸への負担を抑えながらあの懐かしい味が楽しめます。このレシピのポイントは玉ねぎを半分だけ極薄切りにすること。薄く切った玉ねぎが炒めることで自然な甘みとコクを生み出すため、砂糖を控えめにしても満足感のある仕上がりになります。

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ホクホク肉じゃが
だしと量や切り方を工夫して玉ねぎの甘みを最大限いかして、砂糖をできるだけ控えめに仕上げます。

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2. おうちレストラン/揚げない鶏の唐揚げ

オーブントースターで作る、サクッと香ばしい唐揚げ。揚げ油ゼロなのに、ちゃんと唐揚げ。
調理時間 約20分(下味の時間を除く) / おなかにやさしい度 ★★★

唐揚げといえば揚げ物——ですが、揚げ油の脂質が気になる方も多いはず。このレシピではオーブントースターを使って焼くことで、揚げ油をゼロにしながらサクふわ食感をキープします。鶏むね肉(皮なし)にしょうが・にんにく・しょうゆ・マヨネーズで下味をつけ、片栗粉をまぶして焼くだけ。マヨネーズを加えることで、パサつきがちな鶏むね肉がしっとりやわらかく仕上がります。

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揚げない 鶏のから揚げ
鶏もも肉に比べて低脂質なむね肉を使った揚げない唐揚げ。パサつきやすいむね肉を下処理や調理方法を工夫してサクふわに仕上げます。

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3. 労わりごはん/混ぜるだけかぼちゃのポタージュ

冷凍かぼちゃと豆乳を電子レンジで5分。体調が優れないときの、頼れる一杯。
調理時間 約5分 / おなかにやさしい度 ★★★

「ポタージュって手間がかかりそう」と思っていませんか?このレシピは冷凍かぼちゃ・無調整豆乳・顆粒コンソメの3つだけ。マグカップひとつで電子レンジ5分、洗い物も最小限です。かぼちゃは甘みと栄養が豊富で、皮を取り除いてスプーンでつぶすだけでなめらかなポタージュに。下痢が続くときはコンソメを少し増やすと塩分(ナトリウム)も一緒に補えます。スプーンでひと口ずつゆっくり飲むのがポイントです。

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混ぜるだけかぼちゃポタージュ
冷凍かぼちゃと電子レンジを使って、混ぜてから温めるだけで出来上がり。お腹にやさしいポタージュです。パンを浸して食べても◎

<レシピ について>
● 短腸症候群患者さんの残っている腸管の長さや部位によって、安心して食べられる食材や少なめにしたい食材、食事の量は異なります。ご自身の体調に合う食材や調理法を見つけていきましょう。
●グラムで記載している分量は皮など廃棄する部分を取り除いた正味の量です。指定がない場合は、にんじんやじゃがいもは皮をむいた後の量を目安としています。
● ※1低カロリー甘味料は、主原料がアスパルテームのものを想定しています。そのほかの甘味料を使う場合は、レシピに記載されている砂糖の分量を参考に調整してください。
● しょうが、にんにくは生のものをきほんとしていますが、すりおろしはチューブのものでも構いません。
●塩・塩を含む調味料は、下痢やストーマ排液の量に応じて、多く摂取塩・塩を含む調味料は、下痢やストーマ排液の量に応じて、多く摂取する必要がある場合は量を増やすなど調整してください。

<作り方について>
●野菜や果物は、皮や種を除きましょう。
●電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍にしてください。
●オーブントースターは1000W(220~230°)を基準にしています。ワット(W)数が異なる場合は、加熱時間を調整してください。
●カルシウムはシュウ酸の排出を助け、尿管結石予防に役立ちます。また骨を丈夫にする働きがあります。

安心して食べられる食材や摂取を少なめにしたい食材は患者さんによって異なります。医療関係者と相談して、食事を楽しみましょう。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士