腎臓病(CKD)の夏レシピ5選|減塩でさっぱりおいしく【管理栄養士監修】
公開日: 2026年8月21日

暑い日が続くと、食事の支度そのものが大変に感じられますよね。
腎臓病(CKD)の食事では、食塩やたんぱく質の量に気を配っている方も多いと思います。そこに夏の食欲不振が重なると、「何を食べたらいいのかわからない」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなときは、酸味や香りを上手に取り入れてみましょう。工夫しだいで、さっぱりとおいしく食べられます。
ここでは、夏の食事のコツと、おすすめのレシピを5品紹介します。
夏の食事で気を付けたいこと
日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」によると、CKDの食事療法では1日の食塩量を6g未満に抑えることが推奨されています。そうめんやそばなどの麺類はつゆに食塩が多く含まれるため、汁を残す、つゆを薄めるといった工夫が役立ちます。うま味や酸味を組み合わせると、つゆが控えめでも食べやすくなりますよ。
ただし、減らすことばかりに目を向けなくて大丈夫です。暑さで食が細くなると、エネルギーが不足しやすくなります。エネルギーが足りないと、たんぱく質が分解されやすくなります。たんぱく質を調整している方は、必要なエネルギーを確保することも大切です。
なお、たんぱく質やカリウムの調整が必要かどうか、その量は、腎機能の状態によって一人ひとり異なります。必ず主治医や管理栄養士の指示を優先してくださいね。
コツ1 酸味と香味野菜で、減塩でもおいしく
夏は、酢やレモンなどの酸味や、香味野菜を取り入れると、さっぱりと食べやすくなります。みょうが、しょうが、青じそなどが使いやすい食材です。
仕上げに酢やレモン汁を少量かけたり、刻んだ香味野菜を添えたりすると、食塩が控えめでも物足りなさを感じにくくなります。
コツ2 主食をきちんと食べる
主食は、エネルギーを確保するための大切な食品です。食欲がないときは、冷たい麺や丼ものなど、食べやすい形にするのもひとつの方法です。
たんぱく質の制限が必要な方は、低たんぱくのごはんや麺を取り入れる方法もあります。
コツ3 野菜は下ごしらえで調整する
主治医からカリウムを控えるよう指示されている方は、野菜をゆでこぼし(ゆでて湯を捨てること)たり、水にさらしたりすることで、カリウムを減らせます。
食材や調理方法によって減少量は異なるため、具体的な方法は主治医や管理栄養士に確認しましょう。
夏においしい、おすすめレシピ5選
ここでは、夏に食べやすいさっぱりとした味わいのレシピを紹介します。下ごしらえを工夫したレシピもあります。
おいしい健康アプリの活用法
① 栄養価から探す
エネルギー量を範囲で指定したり、「塩分が気になる」といった条件を選んだりして、レシピを絞り込めます。「食塩は控えたいけれど、エネルギーはしっかり確保したい」という夏の悩みにも使えます。
② プロフィール設定による最適化
病態を登録すると、その内容に合わせたレシピが表示されます。
③ 食事記録での数値確認
食塩・たんぱく質・カリウムの量を、記録から確認できます。1食ごとではなく1日単位で見ると、「今日は控えめだった」「少し多かった」と調整しやすくなります。
まとめ
夏の食事では、食べやすさと必要な栄養を両立する工夫が大切です。酸味と香味野菜を味方につけて、エネルギーはしっかり確保する。この2つを意識するだけで、食事が少し楽になります。
急に全部を変えなくて大丈夫。まずは1品、試してみてくださいね。
※食事療法の内容は、腎機能の状態や合併症によって一人ひとり異なります。たんぱく質・食塩・カリウムの具体的な量は、必ず主治医や管理栄養士にご相談ください。水分のとり方についても、自己判断は避けてください。
参考
・日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
・日本腎臓学会「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」
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