使える!ヘルシー料理のコツ

発酵食品でおなかにやさしい食生活

発酵食品といえば?

「発酵食品」といえば、みなさん何を思い浮かべますか?ヨーグルト、キムチ、納豆、チーズ、甘酒。。。たくさんの種類があり、なんとなく「身体にいい」ようなイメージがあるのではないでしょうか。
今回は、発酵のしくみや栄養価、毎日の料理への応用についてご紹介します!

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発酵のしくみと効能

「発酵」とは、菌などの微生物が食材のタンパク質をアミノ酸へと分解することにより、栄養成分が増すしくみです。アミノ酸・糖類・ビタミンなどが増えることで旨味成分が増加し、微生物が分子を細かくすることにより身体に消化されやすい形となります。
美味しくて栄養満点、さらに消化にもいい発酵食品は、まさに健康食品!毎日の食卓に積極的に取り入れたい食材です。
そして実は、暑すぎず寒すぎず湿度の高い日本の気候は、発酵を行うのにぴったり。日本には、美味しい発酵食品の生まれる風土があるんですね。

発酵食品の代表!「ヨーグルト」

発酵食品の代表とも言える、ヨーグルト。ヨーグルトには、カルシウムやビタミン、そしてたんぱく質が豊富に含まれます。たんぱく質は主に、肉や魚に豊富に含まれる栄養素ですが、ヨーグルトに含まれるたんぱく質はちょっとだけ特別です。発酵により細かく分解されているため、消化時に身体に負担をかけることなくたんぱく質の摂取ができます。
料理への活用方法もさまざまです。肉料理に加えるとたんぱく質分解酵素の働きで肉が柔らかくなり、魚料理に加えると臭みを消すのに一役買ってくれます。やり方は、肉や魚をヨーグルトに漬けて冷蔵庫で寝かし(最低でも15分以上がおすすめ)、調理前にヨーグルトをしっかり拭き取るだけ。食材にヨーグルトの風味が残ることはありませんが、せっかくなのでヨーグルトソースでいただいても良いかもしれません。
ヨーグルトはその他に、スープやドレッシングへの応用も効きますよ♪

日本の発酵食品といえば!「納豆」

「納豆菌」と呼ばれる稲わらにすむ菌が、大豆を納豆にしてくれます!市販の整腸薬には、この納豆菌を含むものもあるくらい。納豆菌による発酵で生まれる「ナットウキナーゼ」という酵素には、腸内の環境を整え血液をサラサラにしてくれる効果があります。納豆は野菜に和えたり、チャーハンやオムレツに入れたりと幅広くアレンジできるので、毎日の料理に上手に取り入れましょう。
また、キムチと組み合わせて、発酵食品の合わせ技をしても美味しいですよ。

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キムチを細かく刻み、混ぜてしっかり粘りを出した納豆と合わせるだけの簡単調理。とっても手軽に、ごはんのお供にぴったりの副菜ができちゃいます♪